伊藤忠テクノソリューションズ、オラクルのCSP認定取得で「CUVIC for Oracle Cloud」提供開始
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、日本オラクル株式会社が提供するエンタープライズ向けクラウドサービスOracle Cloudにおけるパートナープログラムで「Cloud Solutions Provider(CSP)」認定を取得しました。
この認定取得に伴い、CTCはOracle Cloudの導入や運用をサポートするマネージドサービス「CUVIC for Oracle Cloud」の提供を開始しました。3年間で15億円の売上を目指しており、Oracle Cloudを利用する企業への提供を予定しています。
CSP認定は、Oracle Cloudに関する構築、導入、管理などのスキルや専門知識を持つパートナーを認定するプログラムです。CTCが提供する「CUVIC for Oracle Cloud」は、オラクルが定める高い基準を満たすマネージドサービスであり、長年の運用経験に基づいたCTCの運用ベストプラクティスをOracle Cloud向けのサービスとして拡張したものです。
「CUVIC for Oracle Cloud」は、Oracle Cloudをはじめとするパブリッククラウド、プライベートクラウドなど複数のクラウドサービスの連携やインシデント解決などを支援し、Oracle Cloud利用時の安定運用と運用負荷の低減を実現します。導入時には、Oracle Cloud利用に必要な顧客情報やアカウントに加え、テナントと呼ばれる利用環境などの設定を行います。また、インシデントが発生した場合には、オラクル製品に精通したCTCのスペシャリストが解決を支援します。顧客向けのポータルやサービスデスクも用意しており、専門的な作業が必要になった場合には、オペレーション代行サービスもオプションメニューとして提供しています。
CTCは今後も、オラクルとの強固な関係性を基盤に、「CUVIC for Oracle Cloud」のサービスを拡充し、Oracle Cloud利用における安定したシステム運用に貢献していくとしています。
日本オラクル株式会社からのコメント
日本オラクル株式会社は、CTCによるCSP認定取得を歓迎し、以下のコメントを発表しました。
「伊藤忠テクノソリューションズ様は長年に渡るOracle Cloud Infrastructureビジネスで培ったご経験、信頼性の高い技術力・サポート力をお持ちです。お客様が本サービスを活用されることで、クラウド環境管理業務のリソースを本来の業務に割り振ることが可能となり、CUVIC for Oracle Cloudが企業の抱える課題を解決できるサービスになることを期待しています。」(日本オラクル株式会社 常務執行役員 アライアンス統括 佐野 守計)
「CUVIC for Oracle Cloud」の概要
「CUVIC for Oracle Cloud」は、Oracle Cloudの導入・運用を支援するマネージドサービスです。以下のようなサービスを提供しています。
導入支援: Oracle Cloud利用に必要な顧客情報やアカウント、テナントなどの設定
運用支援: Oracle Cloudの安定運用と運用負荷低減のためのサポート
インシデント対応: オラクル製品に精通したスペシャリストによるインシデント解決支援
顧客ポータル: 顧客向けのポータルサイト
サービスデスク: 顧客からの問い合わせ対応
オペレーション代行: 専門的な作業を代行するオプションサービス
まとめ
CTCは、CSP認定取得と「CUVIC for Oracle Cloud」の提供開始により、Oracle Cloud導入・運用における顧客へのサポート体制を強化しました。今後も、オラクルとの連携を強化し、顧客のクラウド環境における課題解決に貢献していくことが期待されます。