Zipparと釧路製作所の契約
2025-04-10 11:20:19

次世代自走式ロープウェイZipparを支えるスポンサー契約の締結

Zip Infrastructureと釧路製作所の次世代交通システムZipparを支える提携



近年の交通渋滞問題に対応するため、Zip Infrastructure株式会社が自走式ロープウェイ「Zippar」を開発し、その進捗に伴い、株式会社釧路製作所とスポンサー契約を結びました。この契約は、2025年3月に実施予定で、交通の利便性向上を図る新たなインフラ整備を推進するものです。

スポンサー契約の背景



Zipparの開発において、支柱やレール部分のインフラが重要であることは明らかですが、Zip Infrastructureは鋼製構造物に特化した技術を持たないため、その構築を協力して行えるパートナーが欠かせません。釧路製作所は、鋼製構造物の製作や施工に長けた企業であり、豊富な経験と技術を基に、支援を行うことになります。この協力によって、Zipparの実現に向けた基盤が強化されることが期待されています。

Zipparについて



Zipparとは、「低コスト」「自由設計」「自動運転」を特徴とする新しい交通システムです。従来のモノレールよりも半分程度の輸送能力を持ちながら、建設コストと所要時間は1/5に抑えられるとされています。自走式であるため、車体の中にバッテリーとモーターを搭載しており、直線部ではロープを、曲がりくねった部分ではレールを連続的に走行することを実現しました。この技術により、都市部の交通問題を解消し、より快適で便利な移動手段を提供できるとして、多くの注目を集めています。

の目指すもの



このスポンサー契約の目的は、Zipparの社会実装を進めるためのインフラ部分の整備です。釧路製作所は、材料の調達やインフラ構築の役割を担い、Zip Infrastructureはその上で開発を進めていく形で協力し、地域の交通の課題を解決することを目指します。

Zip Infrastructureと釧路製作所の企業概要



Zip Infrastructure株式会社は、2018年7月に設立され、福島県南相馬市に本社を置いています。代表取締役CEOの須知高匡さんを中心に、「全ての移動をより快適にする」という理念のもと、都市部交通の渋滞や運転手不足に取り組んでいます。開発中のZipparでは、テストモデル車両の成功した走行が報告されており、各自治体と連携しながら都市交通の未来を描いています。

一方で、株式会社釧路製作所は、1956年に設立され、北海道釧路市を拠点に、橋梁や各種タンク、クレーンなどの設計・施工を行ってきました。「確かな技術」と「地域貢献」を理念として掲げ、最近では宇宙関連の設備製造にも取り組んでいます。2025年には「北海道働き方改革推進企業ゴールド認定」を取得し、社員の福祉向上にも力を入れています。

まとめ



今回の提携により、Zipparの開発は新たな段階に進み、交通の利便性向上の一助となることが期待されます。さらに、多様な協力体制の中で、地域の交通問題解決に向けた取り組みが加速するでしょう。両社の連携が、地域社会にどのような影響を与えるのか、今後の展開にぜひ注目したいところです。


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会社情報

会社名
Zip Infrastructure株式会社
住所
福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場45-245南相馬市産業創造センターA棟事務所区画1
電話番号

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