フォーシーズンズホテル大阪、バー・ボタの新しいスタート
フォーシーズンズホテル大阪の37階に位置する「バー・ボタ」に、国際的に認知されているバーマネージャー、マキシム・ヴェリエ(Maxime Verrier)が新たに就任しました。これまでノルウェーのオスロを中心にヨーロッパのさまざまなバーシーンで活躍してきた彼が、大阪に新たなバーディスティネーションをもたらすことを目指しています。
マキシム・ヴェリエの経歴
マキシムは、フランス、スイス、イギリス、ノルウェーなど、ヨーロッパ各地での幅広いバーテンダー経験を有しています。業界で16年のキャリアを持ち、その間に受賞歴のあるバーやミシュラン星付きレストランでその腕前を磨いてきました。特に印象的なのは、彼がノルウェーでオープンした「Sommerro House」でのバーマネージャーとしての役割でした。このバーは開業直後に『Bartender’s Choice Awards』で『Best New Cocktail Bar』に選ばれました。多才なキャリア背景には、ヘリコプター操縦士としての訓練も含まれており、元々はパイロットを目指していたといいます。
バー・ボタの新たなビジョン
「バー・ボタ」では、マキシムが目指すのは、単なる飲み物の提供ではなく、ゲストに特別な体験を提供することです。彼は「バーはバレエのようなもので、すべての動きが計算されていますが、見えるのは自然で優雅なもの」と語ります。彼の豊富な経験を活かして、ゲストが新たなお気に入りのカクテルと出会えるような空間を作り出していく姿勢があります。特に、地域の文化やクラフトマンシップを反映したカクテルを通じて、大阪の魅力を伝えることに意欲的です。
地元文化との融合
マキシムは、地元の特色を生かすことに強い関心を持っています。大阪の多様な食文化の中で、どのようにバーエクスペリエンスが融合するかを探求することが彼のミッションとなっています。彼は、自身のキャリアを通じて学んできたミクソロジーの知識をもって、ゲスト一人一人に合ったカクテルを提案し、心に残る瞬間を提供する考え方を持つようです。
最新技術とホスピタリティの融合
マキシムは、バー・ボタの次なる進化を引き起こす新たなカクテルや提供スタイルを計画中です。フォーシーズンズホテルの料飲統括部長セバスチャン・ガッセンは「彼の国際的な経験と先進的なアプローチが、バー・ボタの新しい物語の創造に役立つと信じています」と話しています。今後数ヶ月で新たな提案が期待されている中で、マキシムがどのようにこの場所を進化させていくのか、大いに注目されます。
大阪での新たな日常
大阪という街は、マキシムにとって長年の夢でした。自転車で街を巡り、自然豊かな関西の山々を歩くことを楽しみにしており、地元の食文化に触れることができるのを心待ちにしています。彼の日本での新たな生活は、さまざまな経験を通じてより豊かになっていくことでしょう。
このように、フォーシーズンズホテル大阪の「バー・ボタ」は新しい時代を迎えようとしています。従来の枠を超え、革新的なバーの体験を提供することを目指すマキシムの挑戦から、目が離せません。