企業向け節電提携
2012-05-24 13:02:46

京西テクノスとジューレックス、企業向け電力管理で提携し効果的な節電対策を推進

京西テクノス株式会社(本社:東京都多摩市、社長:臼井 努)とジューレックス株式会社(本社:東京都品川区、社長:林 界宏)が提携し、企業向けの電力管理ソリューションの提供に乗り出しました。両社は共に「消費電力の可視化と削減」を実現するためのITインフラ環境を構築・運用支援することに合意しました。

この提携により、ジューレックスが提供する「JouleX Energy Manager」(JEM)が京西テクノスにて導入されます。JEMはすでに海外で150社以上の大手企業に採用されており、エネルギーやCO2の削減に成功しています。これにより、両社は日本市場においても、企業の節電対策を強化しより良い環境作りに貢献する狙いです。

現在、日本では、全ての原子力発電所が運転を停止していることも影響し、企業の夏季節電対策が一層重要視されています。一般的な節電対策としては、照明やエアコンの使用削減が挙げられますが、オフィス内のPCなどIT機器に対する電力削減策については十分な取り組みがされていないのが現状です。

多くの企業は、どの部分で電力が無駄に消費されているのかを明確に把握できておらず、そのためにより効果的な節電対策が求められています。JouleXが提供するJEMは、IT機器の消費電力をリアルタイムで分析し、無駄を排除するための貴重なツールです。特に、ネットワークに接続された全ての機器の電力消費量を自動で収集し、可視化することで、企業はより戦略的にエネルギーを管理できます。

JEMの特徴としては、エージェントソフトウェアの導入が不要なことや、電力管理用メーターの設置が必要ない点が挙げられます。この簡易な導入方法により、企業のITインフラ環境に大きな変更を加えることなく、電力の使用状況に応じた統合的な管理が可能となります。加えて、特許技術により、消費電力の可視化と削減のプロセスが効率的に進められるのも特筆すべき点です。

ジューレックスは設立から間もなく、日本市場での実証実験を重ねてきた背景があります。これから夏季の電力需給への対策が求められる中、京西テクノスとの提携が効果的な節電を実現するための重要な一歩となります。

京西テクノスもまた、多くの企業や教育機関、医療機関、公共機関と共にITインフラ環境の構築・運用支援サービスを展開してきた実績がありますので、この提携は企業にとって非常に有意義と言えるでしょう。今後、両社は初年度に10社、3年間で50社の企業に対してJEMを提供することを目標にしています。

JEMの主な特長
  • - 様々なネットワーク接続機器に対応している:PCやサーバ、ネットワーク機器など。
  • - エージェントソフトウェアの導入が不要。
  • - 電力管理用のメーター機器の設置が不要。
  • - 特許取得中の技術により、効率的な消費電力の可視化と削減を実現。
  • - 欧米で採用される実績を持つ。

ジューレックスについて
ジューレックスは、2011年に設立された企業で、米国の先進技術ベンチャーJouleX Inc.の日本法人です。JEMは欧米市場での実績を持ち、シスコシステムズ社も採用しています。

京西テクノスについて
京西テクノスは昭和21年の創業以来、ITや医療の分野で高品質なサービスを提供してきました。今回の提携により、さらなる価値を提供する取り組みを続けていきます。

会社情報

会社名
ジューレックス株式会社
住所
東京都品川区西五反田2-29-9五反田アルファビル9F
電話番号
03-5436-8066

トピックス(経済)

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