英国産シーフードが日本市場へ進出!
英国の豊かな海岸線に囲まれた水域では、多様な魚たちが生息し、長い歴史を持つ水産業が今も重要な役割を果たしています。特に、サバやロブスターなどはその高い品質から日本市場での人気が上昇中です。2025年の大阪・関西万博に向け、英国の水産業団体SeafishやSeafood Scotland、英国政府が協力して、8月には東京で開催される「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー(JISTE)」に出展予定です。このイベントを足掛かりに、英国産の海産物が日本市場でさらに注目されることが期待されています。
日本市場での輸出実績
昨年、英国から日本に輸出された海産物の量は9,980トン、輸出総額は54.7億円に達しました。特にアトランティックサーモンやサバ、ラングスティーヌ、ロブスター、ブラウンクラブなどは、独自の風味や責任ある漁法、厳しい品質基準により大きな評価を受けています。このような高品質な水産物を積極的に日本市場に展開するため、英国の生産者たちは準備に余念がありません。
シーフードの活用方法と生産者の努力
英国のシーフードは、寿司や刺身を始めとする多彩な日本料理にそのまま取り入れることができ、調理の幅を広げます。北ヨークシャーのスカーバラを拠点とするEdwin Jenkinson Ltdは、35年以上にわたって新鮮な甲殻類を世界に提供してきた家族経営の企業です。ルイーズ・ケリー氏は「重要な見本市に参加することで、シリーズの生産者が日本市場の重要なバイヤーに商品の魅力を直接伝えられる」と語ります。
また、英国水産業は持続可能性を重視し、厳格なトレーサビリティと環境基準を遵守しています。日本の消費者は原産地や品質を重視するため、英国の水産業の透明性と責任ある姿勢は特に支持を得ています。さらに、捕獲された魚介類は、衛生基準を満たすために温度管理や適切な取り扱いを受け、最高の品質で日本に届けられます。
日本の食文化との融合
日本の輸入業者や流通業者と連携した英国の水産企業は、消費者の嗜好やニーズに応じた商品提供に取り組んでいます。この協力により、責任を持った手法で調達された最高級の魚介類が確保されています。SeafishのCEO、マーカス・コールマン氏は「日本市場への進出を支援できることを嬉しく思います」とコメントしており、高品質な魚介類が日本の消費者に喜ばれることに自信を示しています。
さらに、Seafood ScotlandのCEO、ドナ・フォーダイス氏も「英国の水産業が実現した取り組みは、より多くの魚介類が日本市場に流通することにつながる」と述べています。このような背景のもと、英国の優れた食材は、日本の食卓に新たな喜びをもたらすことでしょう。
英国は、伝統と革新の融合を遂げた食品文化を世界に発信しており、消費者のニーズに応えるかたちで、常に進化を続けています。英国の魚介類は、それ自体が環境の恩恵を受けた高品質な食材であり、一口ごとに誇りが感じられるものです。詳しくは、
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