道頓堀に新設された喫煙所と観光環境の改善
大阪の中心地、道頓堀は多くの観光客に愛される魅力的なスポットです。しかし、その一方で路上喫煙や吸い殻のポイ捨てといった課題も抱えていました。オーバーツーリズム対策を推進するため、2026年2月19日に新たに喫煙所が設置されました。この取り組みは、地元の観光促進協議会と行政、民間企業が協力して実現したものです。
新たに設けられた喫煙所は太左衛門橋の南側に位置しており、開設セレモニーには大阪市やNTTドコモビジネスの代表者も参加しました。この喫煙所の開設は、道頓堀を訪れる観光客が快適に過ごすための一歩です。年々増加する観光客は年間約3000万人にも上りますが、その中には喫煙者も多く含まれます。これまでの道頓堀には喫煙所がなく、観光客や地域住民にとって不快な環境が続いていました。
喫煙問題に対する取り組み
道頓堀は食べ歩きなどの楽しみを提供するエリアですが、タバコの煙や吸い殻が環境問題になっていたことがネックでした。これを解消するため、協議会は「キレイであんしん・あんぜんな道頓堀」を目指し、さまざまな対策を講じてきました。これまでの取り組みとして、小型の「スマートゴミ箱」の設置や、街灯スピーカーを使ったマナー啓発が挙げられます。
しかし、ただ街を清潔に保つだけでは不十分であることがわかり、公衆エリアにおける喫煙所設置の必要性が浮き彫りになりました。協議会は大阪市と連携をし、必要な費用の相談や補助金の活用についても観光庁にアプローチを行いました。さらに、NTTドコモビジネスと共に、遠隔モニタリングシステムの導入を決定。これにより、スマートフォンやPCを通じて喫煙所の状況をリアルタイムで確認できる仕組みが整いました。
安心して訪れることのできる観光地へ
協議会会長の上山勝也氏は、「利用者が安心して快適に過ごせるよう努めていきたい」と強調しています。道頓堀は大阪を代表する観光地であり、訪れる人々に「ここに来てよかった」と思ってもらうことが重要です。今後も地域の企業や行政との連携を深め、安心して訪れることのできる観光地の実現に向けた取り組みは続いていくでしょう。
道頓堀のファンや観光客にとって、喫煙所の設置は一歩前進です。これからもこのエリアの魅力を維持しつつ、環境への配慮を忘れずに取り組み続けたいものです。