スタンレー電気株式会社(本社:東京都目黒区)は、先日開催された取締役会で岩崎電気株式会社の全株式取得を決定しました。この株式取得により、2026年4月1日から岩崎電気はスタンレー電気の連結子会社となります。
スタンレー電気は「光の価値の限りなき追求」を経営理念に掲げており、自動車用ランプを主とする自動車機器事業、LED製品を提供するコンポーネンツ事業、そして車載センサーや光学モジュールを扱う電子応用製品事業の3つの事業領域で展開しています。これに対し岩崎電気は照明ソリューション事業と光・環境事業を中心に、長年の取引実績を有し、官公庁との強固な関係を築いています。特に、屋外・公共照明や産業用UV光源製品においては、高い市場競争力を誇っています。
この株式取得の狙いは、スタンレー電気の自動車機器事業を基軸とした事業展開において、岩崎電気の持つ強みを活かし、公共インフラや産業分野へのソリューション提供を容易にすることです。これまでスタンレー電気単独では難しかった分野において、両社の技術とノウハウを組み合わせることで、電子事業の強化を図るとともに、海外インフラ市場においても新たな展開を計画しています。
株式取得の詳細については、岩崎電気の278,331株を取得し、取得価格は約70,292百万円という膨大な額になります。これはアドバイザリー費用を含む金額です。また、株式取得はLux Holdings, L.P.という投資ファンドおよび少数株主から行われることになります。
岩崎電気は、1944年に設立され、本社は東京都中央区に位置しています。事業内容は各種光源や照明器具の開発・製造・販売が中心で、近年の連結売上高は約60,099百万円という成績を残しています。さらに、従業員数は約1,470名であり、着実に成長を続けています。
スタンレー電気は、これまでの事業の枠を超え、今後この新たな連結子会社を通じて、両社の技術を融合させた新たな製品の開発や社会課題の解決に向けた取り組みを進める方針です。株式取得が当社の連結業績に与える影響についても現在精査中であり、詳細がわかり次第報告される予定です。
今回の株式取得は、ただの企業合併にとどまらず、スタンレー電気と岩崎電気が互いに補完し合うことで新たな成長へとつながる重要なステップといえます。今後の展開に世界中から注目が集まるところです。