アークエッジ・スペースが超小型衛星AE2aとAE3Vaの打上げに成功し運用開始

アークエッジ・スペースの新たなプロジェクト

最近、株式会社アークエッジ・スペースが2機の超小型衛星、AE2aおよびAE3Vaの打上げに成功したことが発表されました。この衛星は、6Uタイプの汎用バスシステムを採用しており、2021年度から続けてきた研究開発の成果です。衛星の打上げは日本時間で2025年6月24日に行われ、SpaceXのFalcon 9ロケットにより軌道に投入されました。

スペースミッションの具体的な内容

AE2aはリモートセンシングモデルで、ハイパースペクトルカメラを搭載しています。これにより、物質や大気中のガスの識別が可能となり、水資源管理や気候変動のモニタリングに役立つと期待されています。一方、AE3Vaは大型アンテナ搭載モデルで、海洋向けの衛星通信に関連した実証実験が計画されています。両衛星は初期運用期間を経て、設定された成功基準の達成を目指します。

今後の展望

アークエッジ・スペースは、これらの衛星の成功的な運用を通じて、宇宙産業技術情報基盤の構築に貢献することを目指しています。また政府や民間企業との連携を強化し、災害監視、環境観測、IoT通信など、さまざまな用途に対応できるプラットフォームを提供する意向です。これにより、社会課題の解決を加速する狙いがあります。

今後の活動では、衛星間通信や地上とのコントロール動作実験も進めていく予定であり、これにより2機の新たな衛星が複数の重要なミッションに対応できるようになります。テクノロジーの進歩を生かして、宇宙利用の新たなステージを切り拓くことが期待されています。

アークエッジ・スペースについて

アークエッジ・スペースは、東京都江東区に本社を置く宇宙スタートアップ企業です。設立以来、衛星コンステレーションの開発と運用に注力しており、「より安全で豊かな未来を」実現するために多様な宇宙ミッションに対応できるよう活動を続けています。今後の展開にも大きな注目が集まっています。

このミッションが成功することで、アークエッジ・スペースはさらなる発展を果たし、宇宙産業におけるリーダーシップを強めることが期待されています。