不動産AIシステム「オフィス版Gate.」を提供開始
リーウェイズ株式会社とオフィスナビ株式会社の業務提携が発表され、新たに不動産AIシステム「オフィス版Gate.」の提供が開始されます。本案件は、近年のリモートワークやシェアオフィスの普及など、様々な働き方の変化を受けてオフィス市場におけるデータ分析ニーズが高まる中で実現したものです。
業務提携の背景と目的
この提携により、リーウェイズ株式会社は、オフィスナビ株式会社が蓄積した膨大なオフィス物件データを活用し、データサイエンスの専門知識を結集して、より高客観的かつ定量的な分析サービスを提供していくことを目指します。両社は、2019年6月に提携し、「オフィス版Gate.」の開発を推進してきました。
オフィス版Gate.の特徴
「オフィス版Gate.」では、対象エリアにおける共益費込み賃料の水準や、就業者数、業種構成などを簡単に可視化できます。これにより、オフィス物件の選定に必要な情報を迅速に取得でき、利便性が大きく向上します。
監修・協力者について
このシステムの開発には、東京工業大学情報理工学院の下坂正倫准教授が協力および監修を行っています。下坂准教授は、データ解析の専門家として、オフィス物件の賃料や価格の推計手手法を高度化するための知見を提供しており、機械学習や統計データを駆使した分析によって、さらに信頼性のある情報を提供できるようになります。
リーウェイズとオフィスナビの企業情報
リーウェイズ株式会社は、2014年に設立され、不動産投資におけるテクノロジーのリーディングカンパニーとして知られています。これまでに収集した1億件以上の不動産データをもとに「Gate.」の開発を行い、金融機関や不動産事業者に対して広範な分析サービスを提供しています。
一方、オフィスナビ株式会社は2002年に設立され、オフィス検索サイト「オフィスナビ®」などを運営しています。彼らは、オフィスビル移転支援サービスやコンサルティング業務も手掛けており、レンタルオフィスやコワーキングスペースの企画・運営を行っています。
結論
この新たな提携により、オフィス市場におけるデータの透明性が向上し、企業や個人にとってのオフィス物件選びがさらに容易になります。今後のサービス展開に注目です。