地域の魅力を探る『THE CRAFT SAKE』
日本各地の風土や人々に密着した酒造りの魅力を紹介する番組『THE CRAFT SAKE』。その第2弾として石川を取り上げた新シリーズが、8月31日に放送されます。この番組は、日本デジタル配信株式会社(JDS)が推進する地域活性化プロジェクト「satonoka」の一環で、金沢ケーブル株式会社と共同制作されました。
このシリーズは全3話構成で、加賀と能登の酒蔵の中から5つの蔵元の物語をお届けします。中でも、2024年1月に発生した能登半島地震からの復興を目指す場所として、珠洲市と能登町の酒蔵に焦点を当てています。震災の影響を大きく受けた地域の新たな挑戦が描かれ、その過程で生まれた新しい酒にも注目が集まります。
蔵元の物語
1.
数馬酒造(能登町)
能登半島地震で実際に被災し、酒造りが一時困難になった数馬酒造。しかし、社員一丸となった努力で再建を目指し、能登の魅力を引き出す新たな酒造りに挑戦しています。彼らの再起に向けた熱意と物語は視聴者に感動を与えることでしょう。
2.
福光屋・鶴野酒造(金沢市)
創業400年の福光屋は、白山の百年水と契約栽培米を用いた純米造りにこだわりがあり、鶴野酒造が被災した際には支援も行いました。彼らは共同で新たな酒造りに挑戦し、2種類の酵母をブレンドした新たな酒の誕生を目指しています。
3.
車多酒造・櫻田酒造(白山市)
山廃仕込みの名門である車多酒造も、櫻田酒造の復興を支援しています。この2つの蔵は共同醸造を行い、両蔵の技術と思いを結集させ、新たな酒の開発に取り組んでいます。
地域活性化への取り組み
この番組では、ただ酒造りの魅力を紹介するだけでなく、地域の活性化に向けたさまざまな施策も検討されています。JDSはプラットフォームの資源を最大限に活用し、コンテンツを通じた地域活性化に力を入れています。また、ケーブルテレビ事業者との連携強化を進め、地域の魅力をより範囲広く届ける役割を担っています。
番組は4K制作で、毎回14分の放送を予定しており、語りにはミュージシャンの世良公則さんが起用されています。初回は8月31日(日)21時から放送予定で、その後は再放送も行われます。さらに、特別に『♯1:数馬酒造』編は公式YouTubeで8月31日から9月12日まで無料視聴可能です。
この機会に、石川の伝統的な酒造りの魅力とその地域の人々の取り組みにぜひ触れてみてください。
お知らせ
詳細設定が確定次第、地域活性化の施策についても改めてお知らせします。地域の物産や文化を全国に発信する『satonokaプロジェクト』の今後の展開にもご期待ください。