薬膳スープで心と体を整える
料理本のアカデミー賞とも称されるグルマン世界料理本大賞2025で、発酵部門のグランプリを受賞した『からだをつくるこの一杯 毎日の発酵×薬膳スープ』。著者の大竹宗久さんは、この本に込めた思いや、薬膳の魅力について語っています。
薬膳スープの魅力
大竹さんの本は、発酵と薬膳を組み合わせ、誰でも簡単に家庭で作れるスープレシピが満載です。特に、彼が重視しているのは、消化吸収力の向上や体調に応じたスープ選びです。例えば、春にはデトックス効果が期待できるスープ、夏には体を冷やすためのもの、秋には乾燥対策、冬には体を温めるものと、季節ごとに適したレシピが紹介されています。
簡単に取り入れられる薬膳
大竹さんは、「薬膳は特別な人たちだけのものではない」という信念を持ち、まずは旬の野菜を使ったシンプルなスープを作ってみることを推奨しています。簡単に手に入る材料で、塩を塩麹に、砂糖を甘麹に変えれば、自然の力で体に優しいスープが出来上がります。身近な素材を活用することで、健康的な食生活が実現できます。
季節ごとのスープレシピ
本書には、具体的なスープのレシピも多数掲載されています。例えば、ほうれん草を使ったチーズスープや、塩鮭とキャベツのレモンスープ、まるごとかぶの蟹あんかけスープなど、バラエティ豊かなレシピが揃っており、飽きが来ることがありません。これらのレシピは、家庭料理に簡単に取り入れやすいため、忙しい毎日にもぴったりです。
大竹宗久さんについて
大竹宗久さんは、神奈川県平塚市で大竹薬膳研究所を運営し、薬膳や発酵料理の普及に努めています。自身の子どもがアレルギーを抱えていることから、食を通じて家族の健康を守りたいという思いから、薬膳と発酵に関する知識を深めてきました。その結果、出会ったのがスープを主題にしたこの本なのです。
書籍の詳細
- - 書名: からだをつくるこの一杯 毎日の発酵×薬膳スープ
- - 著者: 大竹宗久
- - 定価: 1,870円(本体1,700円+税10%)
- - 発売日: 2025年6月17日
本書は、健康を意識した全ての方々にお勧めしたい一冊です。薬膳スープを通じて、心身のバランスを整える食生活を始めてみてはいかがでしょうか。