漫画NFTの新境地
2022-09-14 11:00:04
『COMAWARI』がもたらす漫画NFTの新たな可能性とは
日本の漫画とアニメは、世界中で高い評価を得ている文化の一部です。しかし、漫画作品のクリエイターには、十分な利益が還元されていない現状があります。特にデジタル版の漫画については、従来の物理メディアの流通に比べて、収益が上がりづらい状況にあります。そんな中で期待されているのが、漫画NFTマーケットプレイス『COMAWARI(コマワリ)』の登場です。
『COMAWARI』の開発背景とミッション
『COMAWARI』は、クリエイターが二次流通の利益を享受できる仕組みを導入し、漫画業界全体の活性化を目指しています。クリエイターが安心して作品を作れる環境を提供することをミッションとしており、作品のNFT化によって作品の権利を明確にし、クリエイターを支援します。これにより、彼らが生み出す作品に対する適正な評価を実現し、新しい収入源を確保することが可能になります。
新たな収益モデル「売る、貸す、あげる」
『COMAWARI』では、デジタル漫画では実現が難しかった二次流通の形態を導入しています。ユーザーは、購入した漫画を「売る」、「貸す」、「あげる」ことができ、漫画家にはそのたびに収益が還元されます。具体的には、一次販売で得た利益がクリエイターに大きく還元され、二次販売やレンタルの際にもクリエイターに利益が入る仕組みです。これは、従来の紙媒体でのビジネスモデルでは実現できなかった新しい形です。
取引の流れ
たとえば、漫画家が作品『COMAWARIくん』を販売したとします。読者Aがこの作品を購入し、後に読者Bに転売した場合、漫画家はその販売価格の一定割合を受け取ります。この仕組みによって、読者も収益を得ることができ、クリエイターにも再び利益が入ります。レンタル機能も2023年に実装される予定で、さらに収益化の機会が拡がるでしょう。
クリエイターへの高いロイヤリティ
『COMAWARI』の大きな特徴の一つは、クリエイターのロイヤリティが85%と高いことです。出品手数料も15%に抑えられており、出版社や書店を介さず、クリエイターが直接ユーザーに作品を届けるため、収益性が非常に高くなっています。これにより、クリエイターはより自由に活動でき、独自のスタイルを追求することができます。
簡単なNFT化プロセス
『COMAWARI』におけるNFT化は、登録と作品の詳細入力の2ステップで完了します。難しい知識がなくても、誰でも簡単にNFTデビューが可能です。これにより、さらに多くのクリエイターがこのプラットフォームを利用しやすくなります。
新たな市場としてのNFT
急成長中のNFT市場においては、新たな読者層の獲得が期待されています。NFTの特徴である希少性を生かして、限定版やプレミアム価格での販売が可能になることもメリットです。これにより、デジタル漫画は単なるコンテンツではなく、資産としての価値を持つことができます。
まとめ
『COMAWARI』は、漫画家と読者双方に利益をもたらす新しい流通モデルを提供します。クリエイターの権利を守り、二次流通を可能にすることで、漫画業界全体の活性化を図る取り組みとして注目されています。今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ゴールドエイジ
- 住所
- 東京都新宿区西新宿5-8-1-702
- 電話番号
-
03-5308-5085