革新技術の誕生
2025-04-14 10:46:57

アカデミア共催の起業支援プログラムに採択されたAcceleBodyの革新技術

AcceleBody株式会社、1stRoundに採択される



2023年12月に設立されたAcceleBody株式会社が、東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC)が運営する日本最大規模の起業支援プログラム「1stRound」の第12回支援先として選ばれました。このプログラムは、大学や研究機関の力を借りて新しいビジネスを育成することを目指しています。

起業の背景と課題



AcceleBodyは、寿命と健康寿命のギャップに着目したスタートアップです。日本では、人生の最後の10年における健康リスクの大部分が、足腰の問題に起因していることが明らかになっています[1]。しかし、整形外科でのリハビリテーションは、主に理学療法士の手作業に依存しており、患者数や治療の質を両立させるこが容易ではないという現実があります。実際、通院患者の64%が治療に満足していないとの調査結果もあります[2]。

革新的な動作分析システムの開発



この問題を解決するため、AcceleBodyはロボット工学に基づく三次元計測と力学解析、AI技術を駆使し、単一のカメラで動作分析が可能なシステムを開発しました。このシステムは、通常高額で専門技術が必要とされる関節にかかる力の測定を、簡単に行えるようにすることを目指しています。膝や股関節の痛みの原因を明確にし、個々のニーズに合った治療法を提供することを目指しています。

チームの背景



CTOの青木治雄はホンダで自動運転やリハビリロボットの研究を行った後、動作分析技術を独自に開発しました。CEOの中村綾太は、ヘルスケア企業での経験を経て、自身の膝の痛みからこの事業を立ち上げることになったと言います。これからは東京都の支援も受け、様々な医療機関への導入が進められる予定です。特に2025年12月までに製品を市場に投入することを目指しています。

1stRoundによる支援



「1stRound」プログラムによる支援は多岐にわたり、資金の提供のみならず、ビジネスモデルの見直しや専門家からのアドバイスが受けられるため、AcceleBodyにとって大きな後押しとなります。また、過去採択企業の資金調達成功率が90%以上であり、協業の機会も豊富なため、スタートアップとしての成長が期待されています。

医療現場の未来



AcceleBodyの動作分析技術の普及により、多くの整形外科クリニックに新しい治療の可能性がもたらされるでしょう。これにより、リハビリテーションの質が向上し、多くの患者がより効果的な治療を受けられることが見込まれます。AcceleBodyは、単に製品を提供するのではなく、健康寿命を延ばし、人々がより豊かな生活を送る手助けをすることを目指しています。

社会的意義



技術の進歩を通じて、特に高齢化社会において足腰の衰えがもたらす問題に立ち向かうことは、今後の社会にとって重要です。AcceleBodyは、こうした課題解決のために今後も技術開発を続け、医療現場に貢献しながら、全ての人々が健康で充実した生活を送れるよう努めていきます。

[1]: 総務省 令和2年版高齢者白書
[2]: 外山 2012: 筋骨格系の慢性疼痛に係わる調査研究


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会社情報

会社名
AcceleBody株式会社
住所
東京都豊島区千川1-25-18
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 豊島区 医療技術 1stRound AcceleBody

Wiki3: 東京都 豊島区 医療技術 1stRound AcceleBody

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