サイオステクノロジーが災害対策を強化
サイオステクノロジー株式会社は、2024年9月25日より、HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper for Linux ver.9.9.0」に新たに「Disaster Recovery add-on」を追加することを発表しました。この新機能は、最近増加する自然災害や世界情勢の不安定さを受けて、多くの企業が高まる災害対策へのニーズに応えるためのものです。
災害対策の重要性
昨今、地震や台風などの自然災害は予測不能な形で発生し、企業はその影響を大きく受けています。この背景から、システム障害対策だけでなく、自然災害への備えを強化する必要が高まっています。今回の新機能は、企業が災害時にも業務を継続できるよう、さらに広範なサポートを実現します。
Disaster Recovery add-onの機能
「Disaster Recovery add-on」では、災害対策サイトに対し、リアルタイムでデータをレプリケーションし、アプリケーションのフェイルオーバーを行うことが可能になります。これにより、WAN回線を通じて遠隔地のスタンバイノードに対しても、高速レプリケーションが実現し、万が一の際にもシステムの停止を最小限に抑えることができます。
この新機能は、1年間のライセンスとサポートがセットになったサブスクリプション方式で提供され、LifeKeeper本体も必要となるため、導入を希望する企業は注意が必要です。加えて、構成可能なノード数は最大3ノードまでに設定されており、必要な環境に応じて調整できます。
特別価格の提供
災害対策を目的とし、実際に本番サイトと別の物理的な災害対策サイトを設ける企業に向けて、LifeKeeper関連製品を特別価格で提供することも発表されています。特別価格の適用条件としては、災害対策サイトに本番環境のクラスタシステムイメージをコピーするために、既存のバックアップソフトウェアやクラウド基盤の機能を活用することが求められます。
LifeKeeperについて
「LifeKeeper」は、すでに全世界で8万ライセンス以上の導入実績を持つHAクラスター製品であり、アプリケーションレベルでの可用性を確保するための強力なツールです。また、データレプリケーション製品「DataKeeper」と組み合わせることで、クラウド上でのシステム冗長化を実現し、全体的な可用性をさらに高めることが可能です。
サイオステクノロジーの取り組み
サイオステクノロジーは、オープンソースソフトウェアを利用したシステムインテグレーションを行い、自社開発のソフトウェアやSaaSを通じて業界全体のDX推進に貢献しています。近年はAIの活用支援にも力を入れ、次世代技術の発展に向けた製品とサービスを展開しています。今後も技術革新を追求し、社会の発展に寄与していく姿勢を堅持しています。
お問い合わせ
「Disaster Recovery add-on」やLifeKeeper関連製品についての詳細情報や特別価格に関するお問い合わせは、サイオステクノロジーの専任担当までご連絡ください。
連絡先:
この新機能の導入を通じて、企業が持続可能な業務運営を行えることを期待しています。