人気漫画コラボ!福島で海洋ごみ対策プロジェクト始動
福島県いわき市で、人気漫画『クローズ』『WORST』とコラボレーションしたユニークな海洋ごみ対策プロジェクトがスタートしました。このプロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクトが中心となって実施されています。
2024年11月8日、いわき市のファミリーマート永崎海岸店にて開催されたプレス発表会では、ごみ拾いに必要な道具と分別できるごみ箱をセットにした「拾い箱」がお披露目されました。この拾い箱は、いわき市内3店舗のファミリーマートに設置され、買い物ついでに気軽に近隣のごみ拾いができる仕組みになっています。
拾い箱:ごみ拾いをもっと身近に
拾い箱には、トングやごみ袋のほか、燃えるごみ、燃えないごみ、瓶缶、ペットボトルの分別に対応したごみ箱がセットされています。これにより、手ぶらで参加でき、分別の手間も軽減。誰でも簡単にごみ拾いを体験できる工夫が凝らされています。
『クローズ』『WORST』とのコラボレーション
福島県会津坂下町出身の漫画家、高橋ヒロシ先生の人気作品『クローズ』と『WORST』とのコラボレーションも、このプロジェクトを盛り上げる大きな要素となっています。コラボデザインの啓発看板などが設置され、親しみやすさと話題性を両立しています。
発表会の様子
発表会には、一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクトの理事やファミリーマートの関係者、福島県いわき建設事務所の所長などが出席。プロジェクトの概要説明や、拾い箱を使った清掃活動体験などが行われました。発表会後には、参加者全員で実際に拾い箱を用いて清掃活動を行い、その効果を実感する機会となりました。
参加者の声
発表会に参加した関係者からは、「インパクトのある拾い箱で、今後の活用に期待する」「初めてごみ拾いを体験したが、短時間でも多くのゴミが集まったことに驚いた」といった声が聞かれました。
地域と一体となった環境保全
このプロジェクトは、ファミリーマートの協賛を得て、地域住民の積極的な参加を促すことで、環境問題への意識向上を目指しています。子供から大人まで幅広い世代が参加し、地域全体で美しい環境を守っていく取り組みとして、大きな期待が寄せられています。
未来への展望
この取り組みが、いわき市のみならず、福島県全体の海洋ごみ問題解決に繋がることを期待すると同時に、他の地域への波及効果も期待されます。 『クローズ』『WORST』という人気作品とのコラボレーションは、若い世代への環境問題啓発にも大きく貢献すると考えられます。
CHANGE FOR THE BLUEについて
本プロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施されています。国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、海へのごみ排出をなくすことを目指す、大規模な海洋環境保全プロジェクトです。
一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクトについて
福島県を拠点に活動する一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクトは、海洋ごみ問題の啓発と削減を目的とした活動を展開しています。URL:https://fukushima-umigomizero.com/
本プロジェクトは、地域住民の協力を得ながら、持続可能な美しい海を守るための活動として、今後も継続していく予定です。