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森ノ宮医療大学の地域連携事業がもたらす健康への効果

大阪市住之江区に位置する森ノ宮医療大学は、地域住民の健康促進に寄与するため、「もりもり健康長寿サロン」を2025年まで継続的に開催しています。この取り組みは、高齢者の方々を対象に、医療職を志す学生が主体となり、健康の維持と向上を図るための多様なプログラムを提供しています。

サロンの内容

2024年度の最後となるこのサロンは、南港太陽社会福祉会館で実施され、地域の人々が集まる場として定着しています。特に注目されるのは、本学の医療技術学部に在籍する学生たちによるオリジナル体操「もりもり元気体操」の実演や、健康に関する豆知識や脳トレクイズなど、多岐にわたるプログラムです。参加者の皆さんは、普段なかなか触れることのない「臨床検査技師」の役割についても学び、健康を維持するための自己管理について新しい視点を得ることができます。

認知症に対する理解を深める

サロンでは、認知症に関する専門的知識を持つ「認定認知症領域検査技師」の存在も紹介され、認知症への理解促進を目的とした質の高い情報が提供されています。この資格を持つプロフェッショナルたちは、認知症の予防や早期発見、治療をサポートする重要な役割を果たしています。学生たちは、臨床での実践を通じて、このような知識を地域の変化に応じた形で届ける努力をしています。

学生たちの成長と地域の交流

参加した学生からは、講座の進行における参加者の皆さんからの反応に勇気づけられ、非常に充実した経験を得たという声が多くあがっています。「緊張したけれど、参加者の反応が良く、スムーズに進められた」「皆さんとの交流が楽しかった」といった感想からも分かるように、学生たちにとってもこのサロンは貴重な学びの場となっています。

サロンの背景と展望

南港ポートタウンでの高齢化が進む中、南港地域での健康づくりはますます重要です。本学が「もりもり町の保健室」としての取り組みを開始したのは2019年ですが、近年さらに規模を拡大し、「もりもり健康長寿サロン」として本格的な活動を展開しています。このような活動は、大学の使命の一環として、地域貢献が強調されています。

今後の開催予定

2025年度のサロンは、定期的に開催される予定です。参加費は無料で、事前の申し込みも不要ですので、地域の高齢者の皆さんは気軽に参加できます。これからも森ノ宮医療大学は、地域の健康促進に向けて積極的に取り組み続けていきます。

まとめ

「もりもり健康長寿サロン」は、単なる健康教室ではなく、地域のコミュニティを強化し、健康な生活をサポートするための重要な拠点です。学生たちは知識を身につけられると同時に、高齢者の方々との貴重な交流を通じて、自らの成長を実感しています。医療系総合大学としての使命を果たしながら、地域に根ざした活動を今後も推進していく考えです。

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