2025年7月のフリーランスエンジニア報酬に関する調査結果
2025年7月度のフリーランスエンジニアの報酬相場がエン・ジャパン株式会社から発表されました。その結果、フリーランスエンジニアの月額平均単価は
74.7万円、掲載案件数は驚異の
487,412件を記録し、最高単価は
235万円に達しました。
調査によれば、開発言語別では今注目の言語である
Rustが3ヵ月連続で高評価となり、平均単価は
+3.7万円(4.4%増)で市場での需給が高まっています。Rustは、まだ新しい言語であるために、実務経験を持つエンジニアが少なく、そのため需要が益々高まっているようです。
職種別の報告
特に職種別で注目すべきは
PdM(プロダクトマネージャー)で、平均単価は
+8.8万円(10.7%増)という急成長を遂げています。企業にとって、プロダクトの戦略や方向性を定めるPdMの役割が今後ますます重要視され、その結果、高単価獲得に結びついていると考えられます。
リモート案件の動向にも注目が集まっています。2025年7月現在のリモート案件の掲載比率は
32.1%で、リモートプロジェクトの報酬は常駐案件に比べて約
4.0万円高い結果が出ています。常駐案件の月額平均単価が
73.4万円であるのに対し、リモート案件は
77.4万円となっており、フレキシブルな働き方を望むエンジニアには魅力的な市場となっているようです。
開発言語・フレームワークの月額平均単価
開発言語に目を向けると、上位15位の言語すべてで単価が上昇傾向にあり、
Rustや
Go言語、
Kotlinなどの比較的新しい言語に対する需要が高いことが見て取れます。また、フレームワークのランキングでは、Reactを基にしたフレームワーク
Next.jsが月額平均単価で1位に立ち、
+3.9万円(4.7%増)の大幅な成長を遂げました。これは、UXやパフォーマンスを重視した技術への需要が増していることを示しています。
今後の展望
これらの結果は、フリーランスエンジニアにとって非常にポジティブなニュースであり、特に技術革新に敏感な業界では、さらなる単価上昇が期待されます。フリーランスエンジニア向けの案件検索エンジン『フリーランススタート』は、2025年7月のデータを基に今後も市場の動向を注視し、エンジニアの案件獲得支援を続けて行きます。
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