新たな社会起業推進の拠点が誕生
株式会社Smart-Aging Research Centerが設立され、社会起業を通じて超高齢社会におけるイノベーションを目指します。代表の山本晋也氏は、東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターの特任教授として、社会起業に寄与する取り組みを行っています。
スマート・エイジング学際重点研究センターの背景
2017年に創設された東北大学スマート・エイジング学際重点研究センターは、高齢社会における健康で持続可能な社会づくりを目指しています。このセンターでは、医学から工学、経済学、文学まで多岐にわたる専門性を持つ研究者が集まり、共に研究活動や産学連携に取り組んでいます。2023年6月には、社会起業推進分野が新設され、山本晋也氏がその責任者に就任しました。
社会起業の重要性
超高齢化が進む日本において、個々人が健康を維持し、成長を続けることが求められています。「スマート・エイジング」とは、年齢を重ねても健康で賢明な社会を築くためのアプローチです。これを実現するための研究や実践を進める必要があります。
Smart-Aging Research Centerの設立
新しい社会起業を促進するために、2023年7月29日に株式会社Smart-Aging Research Centerが設立されました。この法人は、スタートアップエコシステムを構築し、持株会社の役割も担います。これにより、研究分野を越えたコラボレーションの場が創出され、社会起業の「民主化」を進めることが目指されています。
山本晋也氏の活動と影響
山本晋也氏は、連続起業家、社会起業家、また、さまざまな大学で教授としても活動しており、技術や政策についての研究にも力を入れています。また、社会実験コミュニティ「DICT」の創設者でもあり、web3技術を活用した新たなイノベーションの形を模索しています。DICTは、全国に複数の拠点を持ち、多くの法人がそこから誕生しています。
今後の展望
株式会社Smart-Aging Research Centerの設立により、地域社会での社会起業の推進が期待されています。企業や研究機関との連携を強化し、次世代のイノベーションを生み出すプラットフォームとして機能していくことでしょう。さらに、地域の活性化に寄与する活動が全国に広がることを目指しています。
この新たな取り組みは、超高齢社会を迎える日本において、重要な転換点となることが期待されています。今後の動向に注目が集まります。