フランス・パリでの新たな日本ワインコンクール
2025年度にフランス・パリで開催されるKura Masterコンクールにおいて、日本ワインコンクールが新たに設立されることが発表されました。この新しい試みは、日本のワイン文化を国際的に発信することを目的としています。
Kura Master運営委員会は、フランス・パリに本社を置き、代表は宮川圭一郎氏です。これまでに日本酒や本格焼酎、梅酒などのコンクールを手掛けてきた彼らは、新たに日本ワインを対象としたコンクールを創設することで、さらなる挑戦を図ります。特に、今年度は日本の固有品種「甲州」をテーマに据えており、ワイン業界では注目されています。
日本ワインコンクールの開催背景
2017年から始まったKura Masterは、日本の伝統的なお酒をフランスを通じて広めるという使命のもとで活動しています。これまでの成功をもとに、日本ワインにも焦点を当てることで、国際市場における日本のお酒の認知度を高める企画です。今回のコンクールでは、特に甲州が重視されています。
エントリー要項
コンクールは以下のスケジュールで進行されます。
1.
エントリー要項発表:1月28日、仏時間6時、日本時間14時
2.
エントリー期間:2月10日~3月21日
3.
審査会:5月26日、フランス・パリ ESPACE CHARENTON
4.
受賞酒発表:6月16日、公式HPにて
5.
授賞式:9月24日、在フランス日本国大使公邸(予定)
6.
受賞酒試飲会:9月25日、パリ日本文化会館(予定)
エントリー方法はKura Masterの公式サイトを通じて行われ、参加条件として出品酒1点につき307ユーロの費用が発生します。審査はブラインドテイスティング方式で行われ、審査員はフランス人を中心としたプロフェッショナルな方々によって構成されます。
審査委員長の紹介
審査委員長にはKura Master副委員長のパズ・レヴィンソン氏が任命されました。彼は2015年にアメリカ大陸最優秀ソムリエに選ばれ、現在はフランスのトップレストランを複数経営し、日本のお酒に対しても高い理解と期待を寄せています。レヴィンソン氏は、甲州の魅力を再評価し、日本ワインの価値を国際的に向上させる取り組みを進めていきます。
終わりに
Kura Masterはこれまでも日本の酒類を広めるための多くの工夫をしてきましたが、新たに設立された日本ワインコンクールによって、さらに多様な日本の酒文化が世界に広がることが期待されています。特に届くことが難しい海外の市場で、日本のワインの魅力がどう伝わるのか、目が離せません。