通学路の安全確保に向けた取り組み強化~文部科学省が合同点検結果を踏まえ徹底を求める~
通学路の安全確保に向けた取り組み強化~文部科学省が合同点検結果を踏まえ徹底を求める~
文部科学省は、通学路における合同点検結果を踏まえ、交通安全の確保に向けた取り組み強化を各教育機関に求める通知を発表しました。
近年、通学路における児童生徒の交通事故は後を絶たず、深刻な問題となっています。特に、令和3年6月に千葉県八街市で発生した痛ましい事故を受け、文部科学省は関係機関と連携し、通学路の合同点検や対策を強化してきました。
今回の通知では、令和6年3月末時点における通学路の交通安全確保に向けた取り組み状況が報告されています。全体で76,404か所の対策が必要な箇所のうち、72,160か所について対策が講じられたとのことです。教育委員会・学校においても、41,738か所のうち41,639か所について対策が講じられました。
しかし、文部科学省は、依然として課題が残るとして、更なる取り組み強化を呼びかけています。具体的には、警察や道路管理者との連携強化、地域住民との協力体制の構築、効果的な見守り活動の実施などが挙げられています。
また、合同点検によって抽出した対策が必要な箇所については、ホームページ等で適切に情報発信を行うよう、改めて各教育機関に要請しています。
文部科学省は、通学路における児童生徒の安全確保に向けて、引き続き関係機関と連携し、取り組みを強化していくとしています。