腸内細菌が受賞!
2025-10-30 18:32:28

腸内細菌ドナー支援サービス「ちょうむすび」が最高賞受賞!

腸内細菌ドナー支援サービス「ちょうむすび」が受賞



メタジェンセラピューティクス株式会社が提供する腸内細菌ドナー支援サービス「ちょうむすび」が、2025年の「レッドドット・デザイン賞」にて最高賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞した。これは、独自の献便プラットフォームを通じて医療と健康を結ぶ新たな試みが評価された結果である。

「ちょうむすび」とは


「ちょうむすび」は、腸内細菌ドナーとしての健康状態を管理し、正常な腸内環境を維持する機会を提供するウェブサービスだ。ドナーは自らの腸内環境を知ることができ、健康管理に積極的に取り組むことができる。このサービスでは、具体的な検査結果や記録をフィードバックし、健康維持へのモチベーションを保つことが可能だ。特に病気に苦しむ患者さんに向けた腸内細菌叢移植(FMT)を実現するため、健康な便を集める役割を果たしている。

設立の背景と目指すもの


メタジェンセラピューティクスは2025年4月を目処に、宮城県鶴岡市に国内初の献便施設「つるおか献便ルーム」を開設する。ここでは腸内細菌ドナーから便を提供された健康な腸内細菌を、疾患を持つ人へと移植する医薬品に活用する計画だ。これにより、社会に貢献する新たなエコシステムの構築を目指し、全国各地で献便施設を展開することを視野に入れている。

支援ネットワークの強化


「ちょうむすび」の開発には株式会社電通、電通デジタル、合同会社SOUDA TOKYO、Ragate株式会社の協力を得ており、こうした連携により将来的にはさらに多くの医療プロジェクトへと展開する予定である。

腸内細菌叢移植(FMT)について


腸内細菌叢移植は、健康な人の腸内細菌を疾患のある患者に移植する治療法であり、さまざまな病気への新たなアプローチとして注目されている。現在では、潰瘍性大腸炎を対象とした治療法が実施されており、がんやパーキンソン病に関する臨床試験も進行中である。これにより、腸内環境の重要性を一層認識する機会となるだろう。

未来に向けたビジョン


命を救う可能性を秘めた腸内細菌の研究を推進するメタジェンセラピューティクスは、腸内細菌研究に基づく新たな医療や医薬品を提供するため、行政や企業との連携を強化し続ける。今後も、患者さんの健康を第一に考えた取り組みで、腸内細菌を用いた医療の普及に挑戦していく。

会社概要


メタジェンセラピューティクス株式会社は、病気に立ち向かうためのマイクロバイオームサイエンスを基盤に、腸内細菌研究を進める企業である。社会的なインパクトを生み出すことを目指し、医療サービス及び創薬の分野での事業を展開している。代表取締役の中原拓氏が率い、山形県鶴岡市に本社を置く。今後もさらなる成長を目指し、人材の採用を強化している。詳細は公式サイトを確認してほしい。


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会社情報

会社名
メタジェンセラピューティクス株式会社
住所
山形県鶴岡市覚岸寺字水上246番地2
電話番号
03-6807-3987

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