柏市のEV充電の進化
2025-01-09 17:04:29

柏市が公用車EV充電インフラを革新する事例とYanekaraの取り組み

柏市、YaneCubeを導入しEV充電設備を強化



千葉県柏市は、ゼロカーボンシティを目指し2030年度までに全公用車を電動化する計画を進めています。この計画を支える重要な要素として、株式会社Yanekaraが開発したEV充電コントローラ「YaneCube」が注目されています。本記事では、柏市におけるYaneCubeの導入について深掘りします。

公用車EVの電動化計画



柏市は、ゴミ収集車や消防車を除く全公用車を電動化し、より持続可能な社会へと移行することを掲げています。この計画の一環として、2024年度にはEV用の充電設備が役所分庁舎駐車場に設置され、16台分の充電が可能になります。しかし、これを実現するためには、通常、高圧受電の設備が必要で、数百万円の初期費用が大きなハードルとなります。

YaneCubeで解決する導入障壁



その解決策として登場したのが、Yanekaraの「YaneCube」です。この充電コントローラを使うことで、輪番充電を行いながら、低圧受電の契約の範囲内でEV充電を運用することが可能になります。この結果、高圧受電設備を導入せずに充電インフラを整備することができ、コスト削減につながるのです。

特色のある充電コントローラ



YaneCubeは、電気工事不要で既設の充電コンセントに設置できることが特徴です。また、複数台のEVを充電する際には、上限値を設定し、事前に充電のスケジュールを管理することが可能です。これにより、充電時間の最適化と電力の無駄を防ぐことができます。

特例需要場所制度とYaneCube



柏市では、EV充電器を設置する際に特例需要場所制度の活用を進めています。この制度により、一つの需要場所に複数の受電点を設けることが認められており、長距離の配線を避けることができます。したがって、施設と駐車場が離れている場合でもスムーズに充電インフラを導入できるのです。

特例需要場所を利用する場合でも、電力需要が40kW以下でなければ高圧受電設備が必要です。しかし、「YaneCube」により、同時に充電できる台数の上限を設け、キュービクルフリーで14台以上のEV充電を実証する計画が進行中です。

まん延防止と持続可能な未来



この実証実験では、EV充電の電力需要が重ならないように制御が行われます。結果として、低圧受電の範囲内で何台の充電設備が整備可能かを見極め、柏市の今後の充電インフラ整備に役立てます。また、ダイナミックプライシングによる電気代の削減効果も検証される予定です。市場価格に連動した充電タイミングの調整により、効率的な電力利用を目指します。

株式会社Yanekaraの紹介



設立2020年のYanekaraは「地球に住み続ける」をミッションとして、東京大学発のディープテックスタートアップです。電気工事不要の蓄電池「YanePort」とEV充電コントローラー「YaneCube」を通じて、分散型電源の普及を加速しています。彼らの取り組みは、未来のエネルギー社会を形作る重要な一歩です。

柏市の取り組みとYanekaraの技術革新が、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Yanekara
住所
千葉県柏市柏の葉5-4-19東大柏ベンチャープラザ
電話番号

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