フードバンク山梨 冷凍食品支援
2024-07-04 08:24:10

食品寄付減少の危機を救う!フードバンク山梨が冷凍食品支援を開始

物価高騰で困難な食料支援、フードバンク山梨が冷凍食品提供を開始



近年、物価高騰の影響で生活困窮世帯が増加し、食料支援の必要性が高まっている。しかし、一方で食品寄付は減少傾向にあり、フードバンクは支援活動の継続に課題を抱えている。

そんな中、山梨県南アルプス市にある認定NPO法人フードバンク山梨は、新たな取り組みとして冷凍食品の提供を開始した。同団体は、これまで食品寄付の減少や支援世帯の増加に苦慮していた。特に、レトルト食品や缶詰など、おかずになるような食品の寄付が減少し、多様な食を提供することが困難な状況だった。

そこで、フードバンク山梨は、冷凍食品の活用を検討し、冷凍車の導入や大型冷凍庫の設置など、準備を進めてきた。しかし、連携できる企業が限られており、本格的な冷凍食品の活用は実現していなかった。

そんな中、フードバンク山梨は、神奈川県川崎港を拠点とするフードバンクかながわと連携し、輸入冷凍食品の提供を受けることを決めた。川崎港では、大手食品製造企業が海外工場から輸入する冷凍食品から、大量の食品ロスが発生していた。フードバンクかながわは、これらの食品ロスを有効活用し、食料支援に役立てたいと考えていた。

両団体は、川崎港から山梨県各地の支援拠点まで、-18℃の温度帯を保つ「コールドチェーン」を構築。これにより、継続的に冷凍食品を支援世帯に提供することが可能になった。

支援世帯の厳しい生活状況



フードバンク山梨は、物価高騰の影響で、支援世帯の生活状況が厳しさを増していることを懸念している。同団体が支援する世帯では、以下のような声が聞かれるという。

子どもの体調不良で仕事を休むことが多く、収入が少ない。
物価高騰もあり生活が大変で、昼食を抜いたり炭水化物で済ませることが多い。
* 高校生の子ども2人には、お弁当も満足に持たせてやれない。

フードバンク山梨は、このような厳しい状況にある世帯に対し、冷凍食品の提供を通じて、少しでも生活を支えたいと考えている。

冷凍食品の提供を通して支援を強化



フードバンク山梨は、今後も冷凍食品の提供を通して、支援活動を強化していく。同団体は、冷凍食品の安定供給を確保するため、企業との連携を強化し、食品ロス削減にも積極的に取り組んでいく方針だ。

また、冷凍食品の提供を通して、食生活の質向上にも貢献したいと考えている。冷凍食品は、保存期間が長く、栄養価も高い。さらに、調理が簡単で、忙しい世帯でも手軽に栄養満点の食事をとることができる。

フードバンク山梨は、冷凍食品の提供を通して、支援世帯の食生活を改善し、心身ともに健康な生活を送れるように支援していく。


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