熊本発の地域特化型クラウドファンディング「CAMPFIRE×LOCAL」
日本で初めて、地域に根差したクラウドファンディングサービスを提供する「CAMPFIRE×LOCAL」が、熊本県を舞台にスタートしました。このプロジェクトは、人々の「小さな物語」を集めて地域やコミュニティの再生に寄与することを目的としています。熊本県には、地域の魅力を最大限に引き出し、さまざまなプロジェクトを発信するための2つのエリアページが公開されました。
ここで注目されるのは、株式会社Eが提供する「CAMPFIRE×LOCAL KUMAMOTO」と、三角エコビレッジサイハテが運営する「CAMPFIRE×LOCAL 三角エコビレッジサイハテ」です。
熊本県の被災後の復興
熊本県は2016年に起こった熊本地震によって大きな打撃を受けました。特に震災直後には、CAMPFIREが「緊急支援募金」のプロジェクトをすぐに立ち上げ、わずか2週間で1,000万円以上の寄付金が集まりました。この経験を元に、地域の特性を活かした新しい支援の形として「CAMPFIRE×LOCAL」が生まれたのです。
このサービスは、地域の事情を知っている公式パートナーがプロジェクトを運営し、その意義や目的を日本全国に広めます。これによって、地域活性化だけでなく、震災復興にもつながることが期待されています。
各プロジェクトの概要
「CAMPFIRE×LOCAL KUMAMOTO」では、食や農業に関するプロジェクトが展開され、地域の生産者と消費者が直接つながる機会を創出しています。一方で「CAMPFIRE×LOCAL 三角エコビレッジサイハテ」は、エコビレッジ内で生まれるさまざまなプロジェクトを募集し、「理想の村」を目指すコミュニティを構築していくことを目指しています。
以下は、いくつかの具体的なプロジェクトです:
1.
よみがえれ熊本 VOLTERSプロジェクト:熊本のバスケットボールチーム「熊本 VOLTERS」の支援、目標額は2,000万円。
2.
北欧×インドのハンドプリントデザイン:独自のファッションプロジェクト、目標額50万円。
3.
熊本地震の影響を受けた子供たちへの心のケア:被災した子供たちのサポート、目標額80万円。
4.
復興シンボル米「熊本ヒノデ米」:農業復興を推進するためのプロジェクト、目標額30万円。
5.
被災した家族を対象とした「プレゼント・バス」:地域の特産品やイベントを提供するプロジェクト、目標額150万円。
地域の特徴を活かす
CAMPFIREの代表取締役である家入一真氏は、地域の人々がそれぞれの物語を持ち寄り、小さな物語の集積が地方創生の本当の力になると語っています。熊本から始まるこの取り組みは、新たな地域の息吹を感じさせ、これからの地方創生に勇気と希望を与えるものであると期待されています。
公式ウェブサイト
地域特化型クラウドファンディングが熊本から全国へと広がる中、私たちもこのムーブメントに参加し、地域の力を取り戻すために力を貸さなければなりません。これが新しい形の支援や協力のスタイルになるでしょう。