同性カップルの結婚式準備を考える!トキハナが目指す新しい流れ
LINEでの式場探しサービス『トキハナ』を展開する株式会社トキハナは、多様化する顧客ニーズに対応すべく、「令和の結婚式を考える会」を主催し、第4回の会議をオンラインで開催しました。この会議では、参加メンバーが同性カップルの結婚式に関する課題を共有し、より良い結婚式の提供に向けた意見交換が行われました。
『令和の結婚式を考える会』とは
トキハナが主催する「令和の結婚式を考える会」は、少子化で縮小する結婚式市場において、結婚式を行わない層のニーズや不満を談議し、新しい選択肢を生み出すことを目的としたプロジェクトです。婚姻制度の壁を超え、同性カップルが安心して結婚式を挙げられる環境を整えるための取り組みが進められています。
第4回会議のポイント
会議では、参加メンバーであるはぴLIFEチャンネルのぽっちさんとみち子さん、社会起業家の江連千佳さん、政策アナリストの松岡宗嗣さん、創業者のハヤカワ五味さんが自身の経験を基に、「同性カップルが結婚式を挙げる際の不満や課題」について話し合いました。
ぽっちさんは、同性カップルが結婚式場に問い合わせをすると、未経験ゆえの不安が感じられることが多いと述べました。特に情報がオープンでないため、料金面での不均衡に直面することがありました。このような現状が、より多くのカップルが結婚式を挙げるための障壁になっていることが浮き彫りとなりました。
江連さんは、同性婚に関する法律の厳しさや、式場側の保守的な態度が問題視されるべきだと指摘しました。結婚式においても法律上の結婚とは異なる形式を選択する場合の柔軟な対応が求められています。さらに、松岡さんは式場が必要とする知識やマニュアル整備の重要性を強調し、適切な教育を受けたスタッフがいることが大切だと述べました。
ハヤカワさんは、結婚式場が数字や前例に縛られる上に、依然としてリスクを避けたがる姿勢を問題視。日本の式場側がこれらの事例に対して伝える解決策が不足していることも認めました。このように多くの参加者が、同性婚の結婚式における状況の改善が必要であるとの共通認識を持っていました。
新しい結婚式のカタチを創出するために
トキハナでは、同性カップルに向けた新しい結婚式の選択肢を増やすため、業界全体に向けた情報発信やマニュアルの配布を進めています。この取り組みによって、結婚式場がどのようなケースに対応できるのかが明確化され、同性カップルも安心して式場選びを進められるようになります。
特に、同性カップルが直面する経済的な負担感を和らげるために、新しいプランや料金体系を考案することが重要です。例えば、ドレスやヘアメイクの費用が2人分必要となるなど、金銭的な面でも配慮が必要です。
トキハナでは、こうした現状の改善に努め、多様性を尊重した結婚式の実現を目指します。今後も同性カップルが心からこの特別な日を楽しむためのサポートを続けていきます。