個人再生でやってはいけないこと7選!借金返済の落とし穴に注意!
「個人再生」は、借金返済が困難になった人が、裁判所に申し立てを行い、借金を減額したり、返済期間を延長したりすることで、借金を整理する制度です。借金を減額できる有効な手段として注目されていますが、一方で、個人再生でやってはいけない行為も存在します。
この記事では、個人再生でやってはいけない7つのことを解説し、借金返済を成功させるための注意点について詳しく解説していきます。
個人再生でやってはいけないこと7選
1.
新たにお金を借りる
個人再生の手続き中は、新たな借入は控えるべきです。新たな借金をしてしまうと、再生計画に影響を与え、手続きが難航したり、認められなかったりする可能性があります。
2.
浪費行為をおこなう
個人再生は、借金を減額し、将来の生活再建を目的とした制度です。そのため、手続き中は、無駄遣いを避け、生活費を節約することが重要です。浪費行為は、裁判所から再生計画の認可を得られない可能性があります。
3.
財産隠しをおこなう
個人再生では、債務者の財産を調べられます。財産を隠したり、虚偽の申告をしたりすると、詐欺罪に問われる可能性があります。
4.
特定の債権者にだけ返済する
個人再生では、債権者全員に対して、公平に返済を行う必要があります。特定の債権者にだけ返済したり、優先的に返済したりすると、再生計画が認められなくなる可能性があります。
5.
手続費用を納付しない
個人再生の手続きには、弁護士費用や裁判所への申立費用など、一定の手数料がかかります。手続き費用を滞納すると、手続きが中断される可能性があります。
6.
再生計画案を含む書類の提出期限を守らない
再生計画案を含む書類の提出期限は、裁判所から厳格に定められています。期限を守らないと、手続きが遅延したり、再生計画が認められなかったりする可能性があります。
7.
履行テストで返済を滞納する
個人再生では、再生計画が認められた後、一定期間の履行テストが行われます。履行テスト期間中に返済を滞納すると、再生計画が破棄される可能性があります。
個人再生でやってはいけないことをするとどうなる?
個人再生でやってはいけないことをすると、以下のような深刻な結果を招く可能性があります。
1.
個人再生が認められず借金が残る
2.
手続きにかかった費用は返還されない
3.
ブラックリストから削除されない
個人再生は、借金問題解決の有効な手段ですが、適切な手続きを進めないと、かえって状況が悪化する可能性があります。
個人再生に失敗した場合の対処法
万が一、個人再生に失敗した場合でも、諦める必要はありません。以下のような対処法があります。
1.
即時抗告で再度審査をしてもらう
2.
個人再生をやり直す
3.
再生計画案の変更もしくはハードシップ免責を活用する
4.
自己破産への切り替えを検討する
個人再生に失敗した場合でも、適切な対処法を選択することで、借金問題を解決できる可能性があります。
まとめ
個人再生は、借金返済の困難な状況を打開するための有効な手段です。しかし、やってはいけない行為があることを理解し、適切な手続きを進めることが重要です。この記事で紹介した内容を参考に、借金問題を解決するために、専門家のアドバイスを受けることを検討しましょう。