ロベコが新興国債券戦略を新たに設定し投資機会を拡充

ロベコの新興国債券戦略の展望



2025年1月28日、ロベコは新興国債券戦略と現地通貨建てソブリン債戦略の2本を新しく設定しました。これは、同社が新興国市場への投資機会を強化し、これまでの債券ラインアップをさらに深めるための重要なステップです。対象とするのは機関投資家であり、リスク調整後リターンの向上を目指したアクティブ運用ポートフォリオが求められています。

新戦略は、昨年新たに加わった新興国債券の専門チームによって運用されます。このチームのメンバーは、平均15年以上の運用経験を持ち、ロベコが誇る債券運用のノウハウを最大限に活用しつつ、クオンツやサステナブル投資の分野とも緊密に連携しながら運用にあたります。これにより、新興国市場における多岐にわたる投資機会を捕捉することが可能となります。

新たな運用戦略は、体系的なトップダウン分析と包括的なボトムアップ分析を融合させた投資プロセスを採用しています。このプロセスでは、マクロ経済や政治リスク、サステナビリティのリスクをアクティブに管理し、新興国市場における非効率性からの価値を見いだすことを目指しています。ロベコ独自の社内フレームワークは、長年にわたるソブリン債の信用度評価にサステナビリティ要因を組み込むことにより、超過収益の提供を可能にしています。

ロベコ新興国債券(EMD)責任者のDiliana Deltcheva氏は、「ロベコは新興国債券投資に影響を及ぼすあらゆる情報を徹底的に分析し、優れた投資リターンを生み出すことを目指します。単にベンチマークに従うのではなく、確信を持って選別されたポジションを持つことが新戦略の特徴です」と説明します。チームは、必ずしも過去の実績にとらわれることなく、新興国債券運用において好成績を上げるための豊富な経験を生かすことを志向しています。

ロベコが新興国市場で強みを持つのは、この分野が同社の2021~2025年における企業戦略の一環であるためです。新興国ソブリン債運用の強化は、市場からの需要に応じた重要な展開であり、ロベコによる今後の運用方針にも大きく影響するでしょう。

さらに、ロベコ債券運用責任者のErik van Leeuwen氏は、「新興国債券市場は急速に変化し続けるダイナミックな資産クラスです。運用の有効性が求められる中、確信の持てる運用アプローチを活用しながら、新興国市場への多様なアプローチを展開していくことを目指します。お客様に対して持続的かつ一貫した運用実績を提供することが、私たちの最も重要な課題です」と強調しています。

今回の新しい戦略は、単に運用の幅を広げるだけでなく、ロベコ固有のアプローチによって新しい価値を見出す機会を創出します。リスクの管理とリターンの最適化を両立させるために、ロベコは長期にわたる市場の変動に対応する独自の枠組みをさらに強化しています。今後の新興国債券市場の展開に、ぜひご注目ください。

会社情報

会社名
ロベコ・ジャパン株式会社
住所
東京都港区六本木1-4-5アークヒルズサウスタワー6階
電話番号

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