万博開幕から1年 - 進化したイベント運営アプリ『SHIROYAGI』
2025年の大阪・関西万博の成功を受けて、イベント運営アプリ『SHIROYAGI』が本格導入を開始しました。このアプリは、大規模イベントにおいて生じる多様な問題を解決するために、ペーパーレス化や業務の効率化を目指して開発されました。
1. 開発の背景
これまでのイベント運営は、情報の管理や連絡が紙ベースで行われることが主流でした。特に大規模なイベントでは、臨機応変な対応が求められるため、迅速で安全な情報共有は不可欠です。TSP太陽は長年の経験を活かして『SHIROYAGI』を約5年の歳月をかけて構想・開発しました。
2. アプリの主な機能
『SHIROYAGI』は、以下のような多機能を搭載しています。
タイムリーな情報伝達
チャット機能により瞬時に運営本部とスタッフ間で連絡でき、画像や動画も共有可能です。これにより、無線では伝わらない情報も詳細に伝えられ、緊急時には迅速な対応が可能になります。
業務管理の効率化
設営やプログラムのタスク管理が容易になり、備品の貸出状況をリアルタイムで把握できます。これにより、スタッフは業務の見通しを立てやすくなり、スムーズな運営が実現します。
現場情報の一元管理
運営に必要なマニュアルや現場の写真を専用フォルダで管理し、全スタッフが必要なときにアクセスできるようにしています。環境配慮の観点からも、ペーパーレス化が進んでいます。
救護・迷子・拾得物情報管理
要救護者の情報や迷子、拾得物の伝達が即座に行え、必要な情報を全スタッフで共有できます。これにより、来場者の安全を確保することができます。
3. 万博での導入状況
『SHIROYAGI』は、大阪・関西万博において、ゲストサービスアテンダントの端末に導入され、様々な拠点で情報共有に活用されました。会期中の遺失物は約14.3万件、迷子捜索は1,841件と多くのデータがアプリを通じて管理されました。特に、迷子保護は1,003件に及び、このような大規模なデータ処理が可視化できるのがアプリの強みです。
4. さらなる展望
今後、『SHIROYAGI』はイベント運営だけでなく、常設施設の運営計画においても導入が検討されています。このようにアプリは、様々なシーンでの対応が期待されています。さらに、環境への配慮も重要視され、紙を使用しない運営は2025年に向けての取り組みとしても注目を集めています。
5. 会社概要
『SHIROYAGI』を開発したTSP太陽株式会社は、東京都目黒区に本社を持ち、290名のスタッフがイベント企画や運営管理に携わっています。設立70周年を迎える同社は、様々なイベントに携わり、そのノウハウを活かし続けています。公式ウェブサイトでは、さらなる情報を公開しているので、ぜひ訪れてみてください。
公式サイトはこちら
結論
『SHIROYAGI』の導入により、イベントの運営は飛躍的に進化しました。今後もこのような革新が期待される中で、イベント業界のさらなる発展に寄与することが求められています。