公務員合格率ランキングが示す大学の実力とは？2025年度版の詳細発表

大学パワーランキングが発表した公務員合格率

2025年8月22日、ポップコーン株式会社が運営するwebメディア「大学パワーランキング」が『2025年度最新版国内大学における公務員合格率ランキング』を発表しました。このレポートは、日本の大学における公務員試験の受験者と合格者の比率に着目し、各大学の就職支援力や学生の実力を分析した内容です。今後、教育関係者や受験生にとって大学選びの新たな参考資料となることでしょう。

調査の概要

この調査は、公務員試験における最終合格者数を受験者数で割り、合格率を算出する方式で進められました。データの収集にあたっては、人事院の公式発表や文部科学省の調査結果、各大学のキャリアセンターによる情報などを用いたデスクトップリサーチが実施されました。調査期間は2025年4月から2025年7月までで、全国の大学が対象となっています。

主な試験区分には国家総合職、都道府県職員、警察官、消防官など多岐にわたります。これにより、公務員試験の様々なカテゴリにおける大学の実力を把握することが可能です。

ランキングの結果

1位には日本文化大学が選ばれました。この私立大学は、警察官採用試験において抜群の合格率を誇っており、2025年度卒業生の合格率はおよそ95%に達しています。特に少人数教育を徹底し、お一人お一人の適性を重視した専門講座や面接対策を行うことで、17年連続で「警察官就職率全国1位」を維持しています。

2位の清和大学は、特に法学部に力を注いでおり、警察官や地方公務員を目指す学生への支援が充実しています。2024年度には、警察官として32名、延べ57名の学生が合格を果たしました。地元警察との協力による講座や1年次からの対策プログラムが功を奏しています。

3位の高岡法科大学は、小規模ながら375名を超える公務員合格者を輩出してきた実績があります。富山県内の自治体職員や警察官採用にも強みを持つこの大学は、個別指導に注力し、生徒一人ひとりの能力を引き出す方針で高い合格率を達成しています。

4位から10位には鳴門教育大学、上越教育大学、兵庫教育大学、福岡教育大学、大阪教育大学、愛知教育大学、宮城教育大学が名を連ねています。これらの国立大学は、教員養成に特化したカリキュラムを展開し、卒業生の多数が教職に就いています。たとえば、鳴門教育大学では約9割の卒業生が教壇に立つという実績があり、愛知教育大学に至っては3年連続で全国1位の教員就職者数を達成するなど、地域の教育ニーズに応えています。

今後の展望

ポップコーン株式会社は、今後も独自のリサーチとオープンデータを融合させた調査レポートを発表し、日本国内の大学の研究力向上をサポートしていく方針です。このデータは研究機関や教育界における重要な指標となるでしょう。

今後は、受験生や保護者、教育機関にとってさらに価値のある情報を提供し、さらなる発展を目指していきます。