名古屋商科大学、ポーランドでのPIMカンファレンスに参加
2025年10月、名古屋商科大学および大学院の教授陣がポーランド・ワルシャワで開催された「PIM(Partnership in International Management)年次カンファレンス」に出席しました。このカンファレンスは、世界各国の名門ビジネススクールが参加し、国際経営教育の最新トレンドについて議論する場となっています。
PIM年次カンファレンスの概要
会場となったSGHワルシャワ経済大学には、コロンビア大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、HECパリなど、名だたるビジネススクールが集結。ここでは、経営教育の最新動向や国際的な学生交流、ダブルディグリープログラム、共同研究に関する意見が交わされました。
名古屋商科大学の横山研治教授と早川大学院事務局長は、グローバル視点での教育の重要性を強調し、国際的なネットワークの中で教育の質を向上させるためのアイデアを交換しました。報告によると、このカンファレンスは各校の交流をさらに促進する一助となると同時に、国際的なビジネスリーダーの育成に向けた貴重な知見を提供する場ともなっています。
PIMの意義
PIMは1973年に設立された、世界初の国際ビジネススクール連携ネットワークです。現在では、64校が加盟しており、それぞれの学校が地域におけるリーダーとして高い水準の教育を提供しています。名古屋商科大学は日本におけるPIMの加盟校であり、国際的なビジネス教育におけるプレゼンスを強化すべく、他校との相互に学び合う機会を模索しています。
名古屋商科大学のグローバル教育戦略
名古屋商科大学は「世界で学び、世界で活躍できる人材」を育成することを大きな目標としています。PIMとの連携を基盤に、独自の海外提携校189校を持ち、交換留学プログラムも用意しています。今回のカンファレンスでの学びを活かし、国際共同プログラムの充実を図り、グローバル経営教育の深化を進める計画です。
大学は1953年の開学以来、世界基準の経営教育を追求し続けており、国内で初となる三つの国際認証(トリプルクラウン)を取得しています。アジア地域をけん引する教育機関として、世界63カ国189校の提携校との交流も盛んに行われています。また、「THE(Times Higher Education)ランキング」の2023年度版では、国際性の分野で東海北陸地区で4年連続第1位に選ばれ、全国でも15位にランクインしています。
名古屋商科大学ビジネススクールについて
名古屋商科大学ビジネススクールは1990年に設立され、社会人を対象とした実践的な経営教育を提供しています。土日のみでMBAを取得できるカリキュラムや税理士養成課程など多様なプログラムがあり、AACSB、AMBA、EQUISといった三大国際認証をすべて取得した唯一の教育機関として位置付けられています。また、MBAに関する世界的なランキングでも高く評価され、国内第1位とされています。
今回のPIMカンファレンスへの参加は、名古屋商科大学がグローバル化する教育環境の中でいかにして影響力を持つ存在であり続けるかを示す良い機会でした。今後も国際的なビジネス教育の発展に寄与するため、同大学の取り組みが注目されます。