自動運転トラックの未来
株式会社T2は、2026年8月に長崎県で開催される第29回画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2026)において、株式会社Preferred Networks(PFN)と共同で自動運転トラックに関する研究成果を発表します。この発表は、次世代の自動運転技術を育む重要な一歩といえます。
T2は、2027年度からレベル4の自動運転トラックによる幹線輸送を始めることを目指しています。そのために、さまざまなセンサーを活用して、トラックが高速道路上で周囲の状況を的確に認識できるよう、技術の向上を図っています。2024年以降、レベル2の自動運転トラックを使用してパートナー企業の荷物を運ぶ実証運行を行い、商用の運行も2025年からスタートしています。これにより、実際のデータ収集を行い、技術の実用化に向けた基盤を築いています。
しかし、高速道路での走行においては、歩行者や落下物といった希少なシーンのデータ収集が難しいという課題があります。これらは事故のリスクを引き起こす重大要因となるため、自動運転トラックの技術向上において重要です。特に、大型トラックは制動距離が長いため、遠くにいる歩行者を早期に認識することが必要であり、このようなデータはほとんど存在しないのが現実です。
MIRU2026で発表される研究では、T2とPFNが協力して、物体の仮想データを実際の走行データに視覚的な違和感なく合成する新たな手法を提示します。この手法により合成されたデータをAIに学習させることで、歩行者の認識精度が向上することが確認されています。これが実用化されることで、高速道路上での歩行者認識や希少なシーンの検知がより早く、精度高く行えるようになり、自動運転システム全体の安全性向上が期待されています。
今後、T2はこの成果を基に、レベル4を目指す中で実際の走行では出会いにくい希少なシーンにも対応できる認識モデルを開発していく予定です。現行の技術に革新を加えることで、未来の自動運転トラックの実用化がさらに進展すると考えられます。
企業概要
- - 本社所在地:東京都千代田区内幸町 2-2-3 日比谷国際ビル1階
- - 代表者:代表取締役CEO 熊部雅友
- - 設立日:2022年8月30日
- - 事業内容:自動運転システム開発、レベル4自動運転トラックによる輸送サービス、関連サービス事業
- - 企業サイト:T2公式サイト
- - 公式X:T2公式X
- - 公式note:T2公式note