情報リテラシー向上
2025-07-29 16:48:02

Classroom Adventureが文部科学省プロジェクトに採択 アジアでの情報リテラシー向上へ

Classroom Adventureによる情報リテラシープロジェクト



株式会社Classroom Adventureが、文部科学省の「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択されたことが明らかになりました。このプロジェクトは、台湾、タイ、インドネシアにおいて情報リテラシーを向上させることを目的とした取り組みです。

プロジェクトの概要



この事業では、「メディアリテラシープログラム『Ray's Blog』」をベースに、若者たちに情報の真偽を判断するための技術を学んでもらうことを目指しています。具体的には、令和7年7月から令和8年3月の期間中、台湾、タイ、インドネシアの若者をターゲットにしたワークショップが実施されます。

毎年、世界経済フォーラムの内部で発表されるGlobal Risks Reportでは、「偽情報や誤情報」が大きなリスクとして取り上げられています。特に急速にデジタル化が進むアジア地域では、情報へのアクセスが簡単になったことで、若者の情報リテラシー教育が必要とされています。しかし、現在の教育制度は、この急激な変化に十分対応できていないのが実情です。

ゲーミフィケーションを活用した教育



Classroom Adventureでは、これまでも国内の50以上の教育機関で「Ray's Blog」を通じて、情報リテラシーを教えてきました。約50,000人の学生が、このプログラムを体験しています。本プロジェクトでは、ゲーミフィケーションを使った新しい教育アプローチにより、若者にとって楽しい学びの場を提供します。アニメやゲームなど、日本の文化を取り入れることで、学生が親しみやすく、効果的な学びを実現します。

ワークショップの取り組み



台湾では、高校生と中学生を対象にしたワークショップが計画されています。約50名の参加者に対して、情報リテラシーに関する実践的な知識を提供する予定です。現地のファクトチェックセンターとの連携により、教育手法と地域の特性を組み合わせることで、より効果的なプログラムを展開していきます。

また、アジア4カ国の学生を対象にした「ユースファクトチェック選手権-Youth Verification Challenge」も開催されることになっています。これは、情報リテラシーを学ぶことを楽しくするための競技です。この取り組みは2024年度より、Google社から引き継いで主催します。

教育改善へ向けて



プロジェクトのもう一つの特徴は、アジア地域全体での情報リテラシー教育の現状と課題に関する調査を行うことです。その結果をWebサイトを通じて公開し、全体的な教育改善に向けた基礎資料を提供します。取り組みを通じて得られた知見は、日本の教育現場にも反映され、情報リテラシー教育がより効果的になることを目指します。

Classroom Adventureについて



Classroom Adventureは、慶應義塾大学の現役学生が設立したEdtechスタートアップです。誤情報や偽情報に取り組むプログラム「レイのブログ」は、世界10カ国で利用されており、多くの学生が体験しています。また、闇バイトのリスクを体験できる「レイの失踪」や、「Youth Verification Challenge」など、先進的な教育コンテンツを提供しており、これからもその活動は続く見込みです。

このように、Classroom Adventureの取り組みは、アジア地域における情報リテラシー教育の強化と、日本の教育現場への還元を目指しています。今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社 Classroom Adventure
住所
東京都中央区新川1-7-2
電話番号
080-3595-1371

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