Revolutが中国本土への送金サービスを開始
デジタル金融サービスの先駆者であるRevolut(レボリュート)が、アントグループのAnt Internationalと手を組み、日本から中国本土への送金を新たに簡素化しました。これにより、RevolutのユーザーがAlipay(アリペイ)を利用して人民元を安全に送金できるようになります。特に、2024年には中国が480億USドルの送金を受け取る市場になると予想されており、より便利な送金手段へのニーズが高まっています。
Alipayとは
Alipayは2004年にサービスを開始し、今や中国国内で最も広く利用されている電子決済アプリです。今回の提携により、Revolutを利用している日本のユーザーは、受取人のAlipay IDを入力するだけで、リアルタイムで無料の送金が可能となります。具体的には、以下の手順で送金が完了します:
1. アプリの下部メニューから「送金」を選ぶ。
2. 画面右上の「+」をタップし、「国際送金」を選択。
3. 送金先として「中国本土」を選ぶ。
4. 送金金額を入力し、送金方法として「Alipay」を選択。
5. 受取人のAlipayアカウントIDと氏名を入力。
この簡単な操作で、送金が完了します。今後は、送金時にRevolutアプリ内で自動的に人民元に両替される機能も用意されています。
送金サービスの利用
Revolutのお客様同士の送金は全世界で無料です。特に、銀行振込やバングラデシュのbKash、ケニアのM-PESAなど、他のモバイルウォレットへの送金も可能です。この新たなAlipay送金サービスは、段階的に導入され、本日から本格的にスタートしました。
Ant Internationalの国際送金事業部門のジェネラルマネージャーであるJacques Xu氏は、「Revolutと協力できることを誇りに思う。私たちのソリューションを通じて、ユーザーが越境送金をよりスムーズに体験できることを目指している」と述べています。
将来的な展望
Revolutグループは、迅速、安全、かつコスト効率の良い送金サービスを提供することで、顧客の送金体験をよりシンプルかつシームレスにすることを約束しています。今後も国境を越える金銭の管理を容易にするため、さらなるサービスの拡充を目指していくとのことです。
利用にあたっての注意事項
- - 送金は、為替市場の営業時間外に行われた場合、1.0%の為替手数料が適用されることがあります。
- - 送金の上限は、一取引あたり最大50,000人民元、または100万円となっています。
- - 海外送金には事前にマイナンバーの届け出が必要です。
Revolutとの提携で、Alipayを通じた中国本土への送金がいかに便利になったのか、ぜひこの機会に実感してみてはいかがでしょうか。