不登校支援者向け「チャット相談支援員養成講座」のご案内
不登校という現象が日本社会において深刻化している現在、支援者の重要性が高まっています。文部科学省の統計によると、2023年度には不登校の小中学生が34万人を超えました。こうした状況に対応するため、NPO法人キーデザインは不登校の子どもを持つ保護者を支援するための「チャット相談支援員養成講座」をオンラインで開催します。この講座は全4回にわたり、受講者が質の高い相談対応の技術を習得できる実践的なプログラムです。
講座の背景
2020年にコロナ禍が始まり、人々の生活が一変しました。特に子どもたちにとって、学校に通えなくなるという新たな課題は、家庭や地域、そして社会全体において解決が急がれる問題となりました。NPO法人キーデザインは、この問題に対処するため、LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」を設立し、現在では4,700人以上の保護者が登録しています。日々、30~50件の相談が寄せられ、各家庭の悩みに寄り添い、サポートを行っています。このような活動を経て、さらなる支援者の育成が必要であることが確認され、養成講座の開講に至りました。
講座の概要
この「チャット相談支援員養成講座」は、以下のような概要で開催されます。
- - 開催期間:2025年4月3日(木)から全4回(初回のみ番組受講可能)
- - 形式: オンライン(Zoom)
- - 対象: 不登校支援に関心のある方、親の会やフリースクールの運営者、保護者支援に関わる方、またはチャット相談のスキルを学びたい方
- - 受講料: 初回講座は無料、以降は有料(詳細はウェブサイトにて)
- - 申し込み方法: 申込サイト(https://tayori.link/chatconsultation_trainingcourse202504/)
講師について
本講座の講師を担当するのは、NPO法人キーデザインの代表理事である土橋優平氏です。彼はこれまでに1,000名以上の保護者支援を行っており、現在は10名の相談支援チームを率いています。彼の豊富な経験は、講座参加者にとって貴重な学びとなることでしょう。土橋氏は、不登校の子どもを持つ保護者の悩みや不安に寄り添った相談を行い、支援のあり方を広める活動を続けています。特に関心が高いのは、寄り添う支援の重要性であり、受講者はその実践的なスキルと理論を学ぶことができます。
受講者のメリット
この講座では、以下のスキルを習得することが可能です。
- - 不登校の保護者に寄り添うための相談スキル
- - 効果的なチャット相談技術
- - 相談支援者としてのマインドセット
- - 実際の相談におけるケーススタディ
お問い合わせ・詳しい情報
本講座に関する詳細やお申し込みについては、以下のウェブサイトをご参照ください。
チャット相談支援員養成講座の詳細
また、KデザインによるLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」についてもぜひご覧ください。
お母さんのほけんしつ
この講座は、不登校の子どもとその保護者を支えるための貴重な機会です。興味のある方はぜひご参加ください。