自動車保有手続きの電子化が進化!二輪車も対象に
自動車保有手続きがさらに便利に!
2023年4月1日より、自動車保有に必要な手続きがさらなる進化を遂げます。国土交通省は、自動車の保有に関する手続きをオンラインで一括申請できるワンストップサービス(OSS)の対象車種に、二輪の小型自動車を追加することを発表しました。
手続きの概要
これまで、OSSでは登録車の新規登録や継続検査など多様な手続きをサポートしてきましたが、令和7年4月からは二輪の小型自動車に関する新車購入時の新規検査、及び車検時の継続検査もオンラインで行えるようになります。この変更により、利用者は手続きを簡単かつ迅速に進められるようになります。
対象となる二輪車の定義
ここで言う二輪の小型自動車とは、道路運送車両法に基づくもので、具体的には総排気量が250ccを超え、定格出力が1.0キロワットを上回り、幅が1.3メートルを超え、高さが2.0メートルを超え、長さが2.5メートルを超えるものを指します。このように明確な基準が設けられているため、利用者が自分の車両が対象かどうかを簡単に確認できます。
手続きの電子化によるメリット
手続きがオンラインで行えるようになると、事務手続きが格段に簡略化されます。特に以下のポイントが挙げられます。
1. 新車新規検査と譲渡証明書の電子化
これまでは新車の購入時に必要だった完成検査終了証や譲渡証明書を紙で提出する必要がありましたが、今後はこれらの書類も電子的に処理できるため、紙の提出は不要になります。これにより、申請者は大幅に手間を省くことができます。ただし、電子化に対応しているメーカーに限りますので、該当するメーカーにお問い合わせが必要です。
2. 継続検査における納税証明書の電子化
継続検査時にも、これまで必要だった紙の納税証明書を提出する必要がなくなります。運輸支局では、電子的に軽自動車税の納付確認ができるようになり、従来の複雑な手続きがシンプル化されます。ただし、納付確認ができない場合は依然として紙の提出が求められますので、注意が必要です。
今後の展望
このような手続きの電子化は、自動車社会のさらなる発展を促進すると期待されています。オンラインでの手続きが可能になることで、利用者の利便性が増すだけでなく、行政の効率化も実現されるでしょう。
国土交通省は、今後もさらなるサービスの向上を目指し、利用者目線に立った施策を推進していく方針です。今後の自動車保有手続きが、どのように変化していくのか、ぜひ注目していきたいところです。