医薬品管理「9lione」
2019-04-10 20:02:39
クラウド医薬品管理「9lione」の新サービス開始で院内残薬問題を解消へ
クラウド医薬品管理「9lione」のβ版サービス開始
近年、日本の医療費が増大し、政府の推計によると2040年度には68兆5,000億円に達する可能性があると言われています。医療現場では、この医療費増加の一因とされる「院内残薬」の問題が注目されています。この課題を解決するために、クラウド医薬品管理「9lione(クリオネ)」のβ版サービスがスタートしました。このサービスにはすでに130以上の医療機関が事前申し込みを行っており、期待が高まっています。
院内残薬の現状
医療機関の多くは、2,000品目以上の医薬品を手書きやExcelで管理しています。そのため、正確な在庫管理が難しく、しばしば過剰な発注が繰り返されています。これにより発生する廃棄物は、年間で約7,700億円に上るとされています。このような現状を打破するために、9lioneは新しい解決策を提供します。
9lioneの特徴
「9lione」は、最新のAIや光学文字認識技術(OCR)を駆使した医薬品管理システムです。以下にその特徴を紹介します。
1. 処方せんOCR機能
iPadやスマートフォンで処方せんを撮影するだけで、情報を読み取ることができます。この機能により、医薬品在庫のリストを自動的に作成・更新が可能です。また、手書きの処方箋にも対応しており、柔軟性があります。
2. GS-1コード管理
従来のバーコードリーダーを必要とせず、GS-1コードを直接読み取ることができます。これにより、入出庫作業が簡素化され、余計なコストをかけずにシステムを導入できます。
3. データ分析に基づく発注
医療機関のニーズに応じて、患者の来院日や医師の処方傾向などのデータを基に、消費予測を行い、無駄のない発注を提案します。
4. 在庫データとの連携
近隣の薬局との在庫の貸借や売買を簡単に管理できる機能があり、より正確な在庫管理が可能です。
5. 使いやすいUI/UX
実際の医療現場での経験を活かしたデザインにより、必要な情報が一目で分かり、簡単にカスタマイズができます。初めて導入する医療機関でも安心です。
今後の展望
今後、9lioneはマッチングプラットフォームや即時買取サービスなど、追加機能を充実させていく予定です。これにより医療現場の効率化をさらに推進し、院内残薬の削減を目指します。
代表の思い
代表の廣田氏は、グループ病院での勤務時に院内残薬による非効率な管理に苦しんだ経験から、院内残薬ゼロを目指すプロジェクトを立ち上げました。医療とIT技術の融合を進め、全ての医療従事者とともに医療費の削減を実現したいという強い願いがあります。
まとめ
9lioneのサービスは、医療現場の業務効率を大幅に向上させ、無駄を減らすことが期待されています。これにより、医療費の増加という厳しい現実に立ち向かう新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。今後の機能拡張にも注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社9lione
- 住所
- 東京都渋谷区恵比寿南3-5-7DGビル2F OpenNetworkSpace
- 電話番号
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