ハートランド・データ、Jama Softwareとの提携で業界の変革を目指す
ハートランド・データ株式会社は、米国のJama Softwareと正式な販売代理店契約を結び、要件管理プラットフォーム「Jama Connect」の日本市場での展開を開始しました。本契約により、ハートランド・データはJama Connectを用いた導入や運用支援サービスを通じて、国内の開発プロセスの質を向上させる取り組みを進めていく予定です。
近年の開発課題とその解決策
近年、自動車や医療機器、航空宇宙、半導体といった高度な技術産業では、製品の大規模化と複雑化が進行する中、ISO 26262やIEC 62304など国際的な規格に準拠する必要性が高まっています。この厳しさの中で、企業は以下のような労力を求められています:
- - プロセスの形骸化と運用の断絶: 明文化された開発プロセスと実際の要件定義や実装、テスト作業がバラバラになり、規格への準拠が困難。
- - 要件・変更影響の追跡困難: ドキュメント中心の管理ではトレーサビリティが不足し、仕様変更時の影響分析に時間がかかる。
- - 下流工程での手戻りリスク: 上流と下流プロセスのつながりが弱いために、テスト漏れや再作業が頻発。
これらの課題に応えるため、Jama Connectが導入され、開発ライフサイクル全体を視野に入れた品質向上が図られます。
Jama Connectの利点
Jama Connectは直感的なWebインターフェースを持ち、要件管理と開発ライフサイクル全体のトレーサビリティを実現するプラットフォームです。その主な特徴は以下の通りです:
- - 要件のアイテム化: ドキュメント形式から脱却し、要件をそれぞれアイテム化。個別にステータスや履歴を追跡でき、変更の影響を特定しやすくなります。
- - TIMによるエンドツーエンドの追跡: 顧客の要求からシステム要件、テストケースまでを一貫して関連付け、カバレッジの不足や影響範囲をすぐに可視化できます。
- - コラボレーション機能の強化: 直感的で使いやすいUIにより、特別なトレーニングなしでレビューや承認作業が一元化され、効率的な業務を実現します。
- - 外部環境との連携: JiraやGitなどの開発環境とシームレスに連携し、柔軟なALM環境を構築できる点も大きな利点です。
適用分野
Jama Connectはその機能から、以下の分野での適用が期待されています:
- - 自動車産業でのISO 26262やAutomotive SPICEへの適合。OEMやTier1間の要件トレーサビリティを確保。
- - 医療機器分野でのISO 13485やIEC 62304への準拠。
- - 航空宇宙および防衛産業におけるDO-178C対応。
- - 半導体業界での先端技術開発。
まとめ
ハートランド・データのJama Softwareとの新たな提携は、開発効率の改善と質の向上を目指す重要なステップです。Jama Connectの導入により、企業が抱える多様な開発課題に対して、効率的で効果的な解決策が期待されます。これからの日本市場における技術革新と品質保証がどう進化するのか、注目が集まります。