五島の醤が水産庁長官賞を受賞!
長崎県で行われた水産加工振興祭で、五島の醤(ごとうのひしお)が名誉ある水産庁長官賞を受賞しました。この賞は、長崎県内の水産加工品の品質と製造技術の向上を目的に開催される品評会で与えられるもの。大変栄誉ある受賞であり、五島列島の魅力を再発見する機会となりました。
水産加工振興祭とは?
水産加工振興祭は、長崎県が主催し、昭和38年から長崎市で、また平成10年から佐世保市で開催されているイベントです。この祭りは、農林水産祭への参加行事として位置づけられ、県内の水産加工品の品質向上を図っています。出品者には漁業組合連合会や水産関係団体が協賛しており、地元の生産者にとって重要な機会となっています。毎年、多くの出品点数が集まり、品評会を通じて県民の水産加工品への理解を深めることを目的としています。
全国的にも注目されるイベントで、今年は484点もの製品が出品されました。
受賞の背景
五島の醤が水産庁長官賞を受賞したのは、その独自の製造過程と理念が高く評価されたためです。この商品は、アゴ(飛魚)や鯛など、五島列島で豊富に捕れる魚を主成分としていますが、特筆すべきは食害魚と言われるアイゴやイスズミを使用している点です。これにより、海の砂漠化や磯焼けを防ぐ取り組みが讃えられました。地域の海洋生態系を守る姿勢が、大きな評価を得たのです。
スペシャリティな製法
さらに五島の醤は、五島列島特有の「五島つばき酵母」を発見し、それを活用して発酵を促進しています。この酵母がもたらすフレッシュな香りは、他の魚醤にはない独特の特徴です。五島の食文化と自然の恵みが融合した結果、五島の醤は美味しさだけでなく、その製法においても高い品質を持つ製品となっています。
未来への展望
五島の椿株式会社は「椿を再発見し、そのすべてを活かす」という理念のもと、椿の花や種、葉、枝といった様々な資源を側面から調査しています。そしてその発見を新たな事業創出へと繋げることを目指しています。地元で採れた素材を活かし、持続可能な開発を目指している五島の醤は、地域の活性化にも寄与しています。
最後に、五島の醤は、五島列島の豊かな海洋資源を守りつつ、その文化や魅力を多くの人に知ってもらう手段として今後も成長が期待されます。今日は素晴らしい受賞を祝し、五島の醤をぜひお試しください。その味わいと背景を知ることで、より一層の魅力を感じることができるでしょう。
五島の醤 ECサイトはこちらから!
今後も五島列島の豊かな資源を楽しみながら理解を深めていきたいと思います。