長岡市にある「ながおか香りのばら園」の冬囲い
新潟県長岡市の国営越後丘陵公園では、今回も「ながおか香りのばら園」の冬季作業が開始されました。この園には、約800品種、2400株ものバラが越冬するための準備が整えられています。この冬囲い作業は、ボランティアと公園のスタッフが一丸となって行っており、多くの人々が協力する姿が見受けられます。
冬囲いの目的とその手順
冬囲いの目的は、来春に美しいバラを咲かせるための準備です。作業ではまず、葉が落ちた枝を適切に剪定し、その後に冬囲いを施します。このプロセスにより、バラは厳しい寒さから守られるのです。具体的に、竹と寒冷紗(かんれいしゃ)を使って作られた「とんがり帽子姿」の冬囲いは、雪国のバラ園ならではのユニークな風景を生み出します。それぞれの株がこの特徴的な覆いに包まれている様子は、冬の長岡市の特別な景観の一部です。
雪室の役割
さらに、冬囲いに雪が覆われると、そこは“雪室”となります。この雪室がバラの保護に重要な役割を果たすのです。雪が断熱材として働き、植物が凍結するのを防ぎます。これが、越後丘陵公園のバラが例年美しく咲くための秘訣なのです。
昨年の冬囲いの様子
昨シーズンの冬囲いを振り返ると、積雪前と積雪時の様子が印象に残ります。積雪前は、整然とした姿のバラが寒さに備えながらも、健康的に見えます。冬の寒さが増すにつれて、雪が積もり始め、バラたちが包まれていく様子は、まるでファンタジーの世界のようです。
新年度への期待
冬囲い作業は続きますが、来年の春には、また新たな命を吹き返すバラたちが楽しみです。この美しいバラを育むために行われる努力は、訪れる人々にとっても心温まるものでしょう。長岡での四季を感じながら、バラ園の姿を見守っていくことが、地域の魅力の一部となっています。
うるわしいバラの花々が咲く姿を目指して、今後も冬囲い作業が進められることを期待しましょう。ぜひ、越後丘陵公園での貴重な体験をお楽しみください!
お問い合わせ
越後公園管理センター
〒940-2082 新潟県長岡市宮本東方町字三ツ弓1950-1
TEL:0258-47-8001
FAX:0258-47-8002
※公園の詳細は
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