リップルのPayID
2020-06-19 10:22:41

リップル、「PayID」で送金の未来を切り開く新たな標準を発表

リップルが送金用のユニバーサルID「PayID」を発表しました。この新たなサービスは、金融関連サービスの既存の枠組みを超え、様々な業界における企業にとっての強力な支援となります。PayIDは、Open Payments Coalitionによって推進されており、一つの標準規格を用いて、多種多様な送金方法を簡素化すると同時に、オープンソースで構築されています。具体的には、40を超える国際的な企業や非営利団体がこのプロジェクトに参加し、既に全世界で1億人以上の利用者を抱えています。

送金市場は、長らく独自の規格やサイロ化が進行し、多くの利用者が利用する際にストレスや不便さを感じてきました。しかし、PayIDの導入により、この状況が一新されることが期待されています。これにより、銀行口座やクレジットカード番号の代わりに、より認識しやすいIDを使用できるため、送金が容易になるのです。

送金ネットワークを統合することで、PayIDは世界中での送受金にかかる手間を大幅に削減します。ユーザーは家族や友人にメールを送るのと同じように簡単に送金が可能となり、生活の中での送金の煩わしさを解消する助けとなるでしょう。このシステムは、銀行、決済サービスプロバイダー、デジタルウォレット、送金サービスプロバイダーなど、さまざまな企業に対応しており、導入も簡単です。

PayIDの活用によって、企業はより多くのネットワークや通貨にアクセスし、ビジネスの国際化を促進できます。リキッドグループ株式会社のCEOである栢森加里矢氏は、フィアット通貨と仮想通貨が相互運用できる必要性を述べ、PayID利用者に柔軟な支払いオプションを提供することを強調しました。さらに、リップルのXpring担当シニアバイスプレジデント、Ethan Beard氏は、PayIDがオープンな送金ネットワークの第一歩であることを掲げ、消費者の送受金を容易にする意義を述べています。

今回の発表は、真にオープンで安全な送金ネットワークの構築に向けた重要なステップです。PayIDは、あらゆる業界において利用が可能であり、米FinCENとFATFの要件に適合したセキュリティを備えたソリューションも提供することが約束されています。

これまでの送金の課題が解消されることで、国際的なデジタル決済の導入が加速するでしょう。Open Payments Coalitionが掲げる新たな未来に向けた取り組みとして、PayIDは非常に注目に値します。PayIDの詳細や使い方については、公式サイトで確認することができます(https://payid.org/)。

最終的に、リップルはブロックチェーン技術を駆使し、国際送金のコストを削減し、確実かつ迅速な送金を実現しています。RippleNetの導入により、全世界で300社を超える顧客へのサービス提供を行い、送金の利便性を向上させるための活動を続けています。リップルの今後の動向にも引き続き目が離せません。

会社情報

会社名
Ripple Labs Inc.
住所
315 Montgomery St, Second Floor, Sanfrancisco, CA 94104 USA
電話番号

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