NOK熊本事業場の稲刈り体験
2024年10月12日、NOK株式会社熊本事業場の35名の社員とその家族が、熊本県菊池郡大津町で行われた稲刈りに参加しました。この活動は、公益財団法人くまもと地下水財団が推進する「水田オーナー制度」の一環であり、地域の地下水を育むことを目的としています。
地下水の保全と水田オーナー制度
NOKは2019年から「水田オーナー制度」に協賛し、地域生産者と協力して米作りを行ってきました。この制度は、水田と地下水の保全に貢献することを目的としており、稲作を通じて得られた水は地下に浸透し、地下水の貯蔵を促進します。NOK熊本事業場は毎年、737㎡の水田を所有し、農作業の手伝いを行っています。
今年の稲刈り体験では、参加者は生産者から鎌の使い方を学び、約1時間にわたって実際に刈り取る作業を体験しました。この稲刈りを通じて、社員たちは米作りの苦労や収穫の喜びを実感しました。そして収穫したお米の一部は、地域のフードバンクに寄付されます。
水資源の有効活用が求められる時代
現在、水資源の不足が国際的な課題となっており、持続可能な社会の実現には水の有効活用が欠かせません。NOKグループは、各地の水リスクを評価し、その特性に合わせた水資源の保護活動に取り組んでいます。具体的には、湖沼の清掃や農業プロジェクトへの参加を通じて、地域に根ざした活動を続けています。
環境保全への取り組み
NOK熊本事業場では、地域の環境保全活動が盛んに行われており、江津湖の清掃や「阿蘇草原応援企業サポーター制度」にも参加しています。これにより、地域の自然と生物多様性を守る活動に貢献しています。また、今回の稲刈りを含む水田オーナー制度は、地元の農業を支援し、地域課題の解決にも寄与しています。
参加者の声
参加者の中には、初めての稲刈り体験を通じて多くの学びを得た人も多くいました。ある社員は、「子どもにとっても貴重な体験になり、米の生産過程を学ぶことができました」と語りました。また、「自然の中で体を動かすことでリフレッシュでき、また来年も参加したいです」と感想を述べる人もおり、参加者たちは充実した1日を過ごしました。
地域への貢献
「水田オーナー制度」を通じて、NOK熊本事業場は地域の地下水保全に貢献するだけでなく、農業の担い手不足や地域の発展にも寄与していきます。このような企業の取り組みが、持続可能な未来を築く礎となるでしょう。今後もNOK熊本事業場は、地域と共に歩みながら環境保護活動に努めていければと考えています。