女性医療クリニックLUNAが注目の腟ミラジェット臨床試験を開始
神奈川県横浜市中区に位置する女性医療クリニックLUNAネクストステージでは、画期的な腟治療法「腟ミラジェット」を用いた臨床試験をスタートしました。この治療法は、世界で初めて臨床倫理委員会の審査を通過したもので、GSM(閉経関連尿路性器症候群)や腟のゆるみで悩む女性に向けたものです。
腟ミラジェットとは?
腟ミラジェットは、針を使わずに水流を利用してヒアルロン酸や成長因子を腟壁に浸透させる非侵襲型の治療法です。患者にとっては「切らない」「刺さない」「怖くない」方法で、腟の潤いや弾力を自然に向上させることが期待されています。また、すでに一部の医療機関では導入されているものの、公式な臨床研究としてはLUNAが世界初となることが特徴です。
臨床倫理委員会の重要性
臨床試験が臨床倫理委員会の審査を通過することにより、以下のような意義が生まれます:
1.
信頼性の担保:この治療が医学的・倫理的に評価されていることが証明され、患者が安心して施術を受けられます。
2.
学会発表・論文化の必須条件:国内外での発表に必要な承認を得ているため、治療の普及や発信の基盤が整います。
3.
トラブルリスクの最小化:ルールや説明体制を整えることで同意取得や患者対応が円滑に進むため、医療トラブルを回避できます。
4.
将来的な普及の基盤形成:医学的なエビデンスの積み重ねが、今後の標準治療化の土台となります。
腟スレッド治療も始動
さらに、LUNAでは婦人科におけるスレッド治療「腟スレッド」についても臨床研究を開始しています。この治療法は他国で注目を集めており、LUNAでは医学的・倫理的に評価を行った上で進めています。腟治療の効果や安全性を科学的根拠に基づいて証明することを大切にし、患者に安心して選んでもらうことを目指しています。
学術モニターの募集
その一環として、LUNAでは学術的な検証を目的とした「学術モニター」も募集しています。このモニターには、腟ミラジェットや腟スレッドによる治療を受けてもらい、治療前後の経過観察やアンケートへの参加をお願いしています。すべての施術は医師の診察のもと、臨床倫理委員会のガイドラインに基づいて行われます。
女性医療クリニックLUNAの信念
LUNAの院長である中村りょう子医師は、日本泌尿器科学会及び日本女性骨盤底医学会の認定医として、年齢や出産による女性の身体の変化に向き合っています。
彼女は「年齢や出産に伴うフェムゾーンの変化」に悩む女性に対し、医学的根拠に基づいた正しい腟治療を提供することを使命としています。さらに、尿もれや骨盤臓器脱など受診しにくい症状を抱える女性に対しても、気軽に相談できる医療環境の整備に力を注いでいます。
まとめ
腟治療やフェムゾーンケアは、今後の医療において一層重要な位置を占めることでしょう。そのため、LUNAは新しい技術を取り入れるだけでなく、「正しく、安心して受けられる治療」として社会に届けることを使命として活動を続けています。腟ミラジェットや腟スレッドの医学的根拠を積み重ね、全ての女性が選べる選択肢の強化に努めています。