昭和女子大学がタンザニア支援プロジェクトを報告
2025年8月22日、昭和女子大学は東京農業大学、一般社団法人キリマンジャロの会との共催で、アフリカ開発会議(TICAD9)の公式シンポジウムを開催しました。このシンポジウムのテーマは「地域と世界をつなぐ教育エンパワメント」であり、両大学のタンザニアの教育機関への支援活動について詳しく報告されました。
プログラムの内容
シンポジウムでは、参加する学生たちがそれぞれの学びや今後の展望を発表し、タンザニア人留学生、日本人学生、大学関係者、さらには外交官も参加する中で、多様な視点からのディスカッションが行われました。本イベントにおいては、タンザニアの外務大臣、マフムド・タビト・コンボ氏が冒頭の挨拶を務め、国際的な教育の重要性を強調しました。
タンザニア女子中学校支援プロジェクトの紹介
昭和女子大学はPBL(プロジェクトベースの学習)を取り入れており、中でも「タンザニア女子中学校支援プロジェクト」は注目の取り組みです。このプロジェクトでは、日本の市民協力によリタンザニアに設立された「さくら女子中学校」の女子生徒たちに対する日本語や日本文化の授業を行っています。また、支援金を調達するためのバザーも実施しており、学生たちはその一環として活発に活動しています。
学生たちの報告と展示
今回のシンポジウムでは、プロジェクトに関わる学生たちが自らの活動内容を報告しました。会場内には展示ブースが設けられ、学生たちは動画やパネルを通してプロジェクトの詳細を紹介しました。特に心理学科の板倉和香さんとビジネスデザイン学科の土屋綺華さんが現地の体験を語り、その様子と成果が参加者の興味を引いたことが印象的でした。
今後の展望
昭和女子大学の坂東眞理子総長による講演も行われ、国際的なプロジェクトの教育的意義を改めて考える良い機会となりました。さらに、日本とタンザニアの大使も登壇し、グローバルな教育エンパワメントの重要性について意見を交わしました。
まとめ
このTICAD9シンポジウムは、昭和女子大学と東京農業大学が協力して進める教育支援活動の成果を示す場となり、参加者がつながり合う貴重な機会を提供しました。教育という視点から国際的な取り組みが進められ、今後の展開にも期待が寄せられます。
興味を持たれた方は、昭和女子大学の公式ウェブサイトで詳細をチェックしてみてください。