アールティが新発売の模倣学習キット「RT-IM2024」でロボット教育を進化させる

アールティが新たに提案する模倣学習キット「RT-IM2024」

株式会社アールティは、AIやサービスロボット分野での教育や研究を進めるため、新しい模倣学習キット「RT-IM2024」の販売を開始しました。このプロダクトは、スタンフォード大学の開発したオープンソースキット「ALOHA」とその改良版「ALOHA2」にインスパイアを受け、その機能やサイズを忠実に再現した次世代の学習ソリューションです。アールティは東京都千代田区に拠点を置き、代表取締役の中川友紀子氏が率いる企業です。

背景と反響

「RT-IM2024」の開発が進む中、アールティは社内ブログでそのストーリーを紹介しました。この投稿が反響を呼び、「実際に試してみたい」「教育現場に導入したい」といった声が数多く寄せられました。その結果として、受注生産による販売が決定しました。このような草の根の需要に応える形での展開が可能になることで、より多くの研究者や教育関係者がこのキットを利用できることが期待されています。

RT-IM2024の概要

「RT-IM2024」は模倣学習の実践を支援するオールインワンの学習キットです。主要な構成要素は、以下の3つです：

1. リーダー：
- このロボットアームユニットは、実際の人間の動作を遠隔操作するためのものです。リーダーが行う模範動作がフォロワーのロボットアームに反映されます。これにより、複雑な作業や精密動作も再現可能で、模倣学習モデルのデータ収集が行えます。

2. フォロワー：
- フォロワーは、リーダーからのデータをもとに物品の移動や組み立て作業を行うロボットアームです。模倣学習を通じて精度を向上させることができるため、教育や研究に幅広く使用されるでしょう。

3. カメラ＆フレーム：
- モーション記録や解析に最適化されたフレームに取り付けられたカメラは、リーダーとフォロワーの動作を同時に記録します。このシステムは、ユーザーが設定した環境に応じた柔軟な運用を可能にします。

製品特性と受注生産について

「RT-IM2024」は受注生産という特性を持ち、お客様のニーズに合わせたカスタマイズ製品を提供しています。シングルユースセットなど、さまざまな形での購入が可能で、利用止めも可能です。お届けは受注後約2ヶ月を予定しています。詳細な仕様や価格については、アールティの営業部に問い合わせることで確認できます。