ソーラーパネル搭載の新しいXeye自動測位ユニット登場
株式会社ワイズ・ラブが、物品の位置管理に特化したIoTソリューション『Xeye』の新モデルとして、ソーラーパネルを搭載した『Xeye自動測位ユニット』を発表しました。この新しいデバイスは、特に港湾ターミナルや物流現場でのトレーラー・シャーシ管理に最適化されています。
新たな機能と特長
この新しいXeye自動測位ユニットは、電池交換が不要なソーラーパネルを搭載しています。これにより、屋外での長期利用が可能となり、電源の確保が難しい環境でも安心して使用できます。2025年10月にリリース予定で、早ければ8月には先行トライアルを開始します。
使用イメージや利点
主に港湾や物流現場での使用については、次のような利点があります:
- - シームレス測位:GNSSによる屋外とビーコンによる屋内での同時測位が可能です。
- - 加速度センサー:移動や停止の状態を的確に捉え、より正確な位置情報を提供します。
- - 高精度測位:みちびきシステムを活用し、サブメータ級の測位精度を実現。
- - 広域通信:LTE Cat.M1を使用して、広範囲での通信も可能です。
- - データ可視化:位置情報をWebやスマホアプリで簡単に確認できます。
背景と市場のニーズ
物流業界において、トレーラーやシャーシの位置管理は大きな課題です。トラクターヘッドにGPS搭載車載器はあるものの、切り離されたトレーラーに電源供給がないため、位置情報の把握が困難でした。その結果、ドライバーは多くの時間を積載物の探索に費やし、また、位置情報がリアルタイムで把握できないため、運用の負荷が増していました。
この新モデルは、トレーラーやシャーシの所在をリアルタイムで把握し、高精度の位置情報を都会などの困難な環境でも簡単に管理できるように設計されています。輸送業界が直面している「2024年問題」に対処し、効率的な荷役を実現するための革新的なソリューションとなるでしょう。
具体的な仕様
Xeye自動測位ユニットには以下のような仕様があります:
- - 型番: XAPU-LEH-100
- - 外径寸法: (W)198mm × (D)108mm × (H)40mm
- - 重量: 約290g
- - 筐体素材: ASA樹脂
- - 防水性能: IPX7相当
- - 動作温度: -25 ~ +65℃
- - 通信方法: LTE Cat.M1
- - GNSS測位精度: 1m(設置条件による)
- - 電源: ハイブリッドスーパーキャパシタ(2次電池)
- - 動作時間: 不日照時に約1週間稼働(一定条件下で)
今後の展開
この新しい製品は、物流の効率化だけでなく、環境にも配慮したソリューションです。環境への影響を考慮し、外部電源や電池交換を不要とすることで、運用の手間を大幅に減少させます。トラック輸送からフェリーや鉄道へのシフトが進むなか、港湾ターミナルでの迅速かつ確実な荷役を実現するためには、このようなテクノロジーが欠かせません。
先行トライアル受付中:2025年10月のリリースに先駆けて、投資を検討している企業には、8月から先行トライアルが実施されるので、ぜひお問い合わせください。詳細は公式サイトをチェックしてください。
お問い合わせ先
株式会社ワイズ・ラブ(担当:内橋由利香)
TEL:072-254-5109
Email:
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