新型Magics発表
2025-04-09 11:43:03

MaterialiseがRAPID+TCT2025で新型Magicsを発表し製造の未来を切り開く

Materialiseが新しいMagicsを発表



アディティブ・マニュファクチャリング(AM)のリーディングカンパニー、Materialiseが、2025年版MagicsをRAPID + TCT 2025で発表しました。最新の技術を駆使し、設計課題やコスト、製造スピードなどの問題に対処し、航空宇宙、医療、自動車業界におけるAMのさらなる普及を目指しています。今回のリリースは、同社とRaplas社、One Click Metal社との戦略的パートナーシップの成果でもあります。

新Magicsの特徴



新しいMagicsでは、Implicit(インプリシット)モデルとの統合が可能になり、従来の設計手法では難しかった複雑なパーツの製造を実現します。これにより、造形準備にかかる時間が従来の数日から数秒に短縮され、設計の精度を確保しつつ、製造フロー全体が効率化されます。

「アディティブ・マニュファクチャリングが進化し続ける中で、よりスマートで統合されたソフトウェアの必要性が高まっています」とMaterialiseのUdo Eberlein氏は語ります。彼は、マーケットのニーズに応じた統合型ソリューションを提供することが、AMを生産エコシステムにシームレスに接続する鍵であると強調しました。

Implicit機能の利点



新たに加わったImplicitモデルの機能は、ネイティブCADデータを扱う際に、メッシュ変換なしで処理を行うことができます。これにより、データ量が多くても、メモリや処理速度の制限に悩まされることなく、効率的な造形準備が可能になります。DMG MORI Technium Europe社は、この新機能を利用して、以前は数日かかっていた高性能ジオメトリの処理が、秒単位で完了することを実現しました。

BREP処理機能の強化



新Magicsでは、強化されたBREP処理機能により、ユーザーがCADジオメトリを直接扱えるようになりました。これによって、パーツの品質が向上し、処理速度が向上し、手作業の修正が大幅に削減されます。この機能はCNC加工やSLS、MJF、Metal LPBFの各分野に最適化されており、計測や壁厚分析、自動配置機能を備えています。

コストの最適化



あらゆる製造プロセスにおいて、後処理がコストの約40~60%を占める中で、Magicsは造形準備とサポート生成の最適化を進めました。これにより、材料の使用量を削減しつつ、質の高い造形を維持します。特に、パーツの置換とサポートの複製機能によって、設計の反復作業がスムーズになり、エラーが減少し、リードタイムが短縮される効果が期待されます。

まとめ



Materialiseが発表した新型Magicsは、アディティブ・マニュファクチャリングの新しい可能性を拓くものです。今回のRAPID + TCT 2025での発表は、未来の製造プロセスを将来的に大きく変える可能性を秘めています。この新しいソフトウェアが、業界全体の生産効率をどのように高めていくのか、今後の展開に期待が寄せられます。Materialiseは、2025年5月に新Magicsを正式にリリースする予定です。


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会社情報

会社名
マテリアライズジャパン株式会社
住所
神奈川県横浜市神奈川区栄町8-1YPSビル2F
電話番号
045-440-4591

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