AnyMind Group、MISM社の子会社化
AnyMind Group(エニーマインドグループ)は、縦型動画広告に特化したクリエイティブ制作会社、MISM社(ミズム)の全株式を取得し、子会社化することを発表しました。この戦略的な動きは、同社が進めるM&A(合併・買収)戦略の一環であり、すでに確立している「コンテンツ創出から配信・購買まで」を一体的に支援する体制のさらなる強化を目指しています。これにより、AnyMind Groupは15社目のM&Aを達成し、そのうち日本企業での提携は9社目となります。
事業背景と目的
2016年にシンガポールで創業したAnyMind Groupは、アジア全域で15ヵ国に展開し、独自のBPaaS(Business Process as a Service)モデルを用いてブランド向けのマーケティング、EC、流通支援を行っています。近年のSNSや動画プラットフォームの普及に伴い、消費者の情報接触や購買行動が大きく変化しています。この変化に適応するため、同社は特にソーシャルメディアマーケティングとソーシャルコマースを基軸とした事業戦略を加速しています。
高品質なコンテンツを持続的に提供することが、ブランド成長にとってますます重要視される中、AnyMind Groupは2025年10月にNADESHIKO Beautyの完全子会社化を実施、さらに2026年1月にはサン・スマイル社を傘下に置くなど、クリエイティブ制作体制の強化に取り組んできました。これにより、オンラインでの需要創出をオフラインにも広げるOMO(Online Merges with Offline)モデルへと強固な基盤を築く方針を示しています。
MISM社の強み
MISM社は、年間2万本以上の縦型動画を制作しており、2,000人以上の登録クリエイターやモデルが活躍しているクリエイティブ専門企業です。この企業はまた、約6万点のUGC(User Generated Content)素材を保有し、高速での動画制作や短納期でのサービス提供を強みとしています。広告配信データや過去の成果を基にした企画設計も得意で、買い物を意識したターゲットに訴求するプロモーション動画の制作にも定評があります。
AnyMind GroupがMISM社をグループに加えることで、縦型動画における企画設計、キャスティング、制作、分析と改善までを網羅することができ、より強力な支援体制を整えることが可能になります。この統合はブランドの情報接触から購買行動までを円滑に結びつける施策を実行するうえで重要なステップです。
MISM社代表 羽部千織氏のコメント
MISM社の代表、羽部千織氏は「MISMは創業以来、縦型動画を活用した高品質なクリエイティブ制作とSNSマーケティングを強みとしてきた。AnyMind Groupとの合併により、動画制作に関する知識とノウハウを強化し、より多くのブランドにシームレスな支援ができると確信しています。」と語ります。
AnyMind Group CEO 十河宏輔氏のコメント
CEOの十河宏輔氏は、「動画プラットフォームやSNSを利用した情報接触が、視聴から購買、さらにはECや小売に繋がっていく中で、高品質なコンテンツの供給体制がブランド成長の重要な要素となっている」と指摘しています。MISM社の加入により、今後はOMO支援の深化とAIを活用したオペレーションの向上を通じて、ソーシャルコマースのアプローチをさらに先進的なものにしていくとしています。
MISMとAnyMind Groupの今後
今後、両社は共同でソーシャルコマースの支援体制を強化し、長期的なブランド価値の創出を推進すると同時に、より多様なマーケティング手法の提供へと繋げていくことで、新たなビジネスの展開が期待されます。
MISM社の会社概要
- - 会社名:株式会社MISM
- - 所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目6番12号6F
- - 代表者:羽部千織
- - 事業内容:縦型動画制作、SNSマーケティング
- - URL:https://mism.co.jp
AnyMind Groupの会社概要
- - 創業年:2016年
- - 所在地:シンガポール
- - 証券コード:5027(東証グロース上場)