株式会社ナンバーワンソリューションズが開発した「Microcosm」
東京都目黒区に位置する株式会社ナンバーワンソリューションズが、このたびローカルAIアプリケーション「Microcosm(マイクロコズム)」のベータ版を10月末に公開することを発表しました。この「Microcosm」は、セキュリティが求められる昨今のビジネスシーンにぴったりの設計となっており、企業内の機密データを外部に流出させることなく、高度な生成AIシステムを構築・運用できるポイントが大きな魅力です。
Compactな利用環境で高度な生成AIを
「Microcosm」は、軽量なローカルシステムアプリケーションとして提供されます。ユーザーは簡単にPCにインストールするだけで、ローカルLLM(Large Language Model)を利用することが可能です。これによって、ユーザーはコストや手間をかけずにAIを活用し、業務の効率化を図ることができます。実際、テキストから画像や動画を生成するなどの多様な機能をはじめ、リモートモニタリングや業務プロセスの自動化にも寄与することが期待されています。
高セキュリティ設計の重要性
特に注目すべきは、Microcosmが持つ高いセキュリティ性です。クラウド型AIシステムはデータ漏洩のリスクが伴いますが、Microcosmは社内専用のシステムを構築するため、そのようなリスクを完全に排除します。企業は、安全かつ効率的にAIを活用できるため、機密情報を外部に出すことなく安心して使用することができます。
多様なLLMからの選択肢
「Microcosm」では、Meta社の「Llama 3.2」やマイクロソフト社の「phi-3」など、利用目的に応じたさまざまなLLMが選択可能です。この機能により、各企業の特性に合った最適な選定が可能となり、さらに効率的なAI運用をサポートします。
利便性を高めるプロンプト・RAG設定
LLMを使用する際に必要なプロンプトやRAG(Retrieval-Augmented Generation)の設定も簡単に行うことができます。ユーザーは毎回プロンプトを入力する手間を省け、RAGを贅沢に活用することで、自社独自の情報やデータをもとにしたドキュメント作成やデータ分析を行うことが可能です。これにより、生成AIの回答の正確性と信頼性が大幅に向上します。
CEATEC 2024でのデモ出展
「Microcosm」は、2024年10月15日から18日にかけて幕張メッセで開催される「CEATEC 2024」にも出展予定です。ブースにお立ち寄りいただければ、実際にMicrocosmを体験することができる他、AIバーチャルヒューマン「i.human(アイヒューマン)」のデモも見ることができます。新たな技術がどのように業務に役立つか、その目で確かめてみてはいかがでしょう。
会社情報
株式会社ナンバーワンソリューションズは、生成AIシステムやWeb3システムの開発を手掛ける企業で、設立は2002年7月。東京都目黒区に本社を置いています。最新の技術とともに、企業のニーズに応じた最適なソリューションを提供しています。
本件に関する問い合わせは広報担当の堂本健司まで、電話番号050-3144-4034 またはメールでのご連絡が可能です。