高齢者向け住宅の新たな基準『健康住宅Lively7認証 高齢者住宅版』提供開始
日本の高齢化率は上昇を続け、高齢者の健康的な生活を支える住環境の重要性が高まっています。株式会社山下PMCは、高齢者のニーズに応える新たな認証制度『健康住宅Lively7認証 高齢者住宅版』の提供を開始しました。
この認証は、既存の『健康住宅Lively7認証』をベースに、高齢者住宅版独自の評価項目を追加し、高齢者にとってより安全で快適な住環境を実現するための基準を設けています。具体的には、高齢者の安全確保を目的とした「危険性の低減による安心・安全度の向上」を新たに評価項目に加え、既存の項目についても高齢者の健康を考慮した評価基準を設けました。たとえば、「社会的なつながりを高める」という項目では、住人同士の会話や趣味の場、地域コミュニティとの連携などを評価指標として加えることで、高齢者の社会参加を促進する住環境を実現することを目指しています。
高齢者にとって住まいは、単なる生活空間ではなく、健康を維持し、生活の質を高めるための重要な要素となります。本認証は、高齢者が安心して暮らせる住環境を提供し、健康寿命の延伸と社会参加の促進に貢献することを目指しています。
高齢者住宅版認証の背景
近年、高齢者の独居世帯は増加傾向にあり、社会的な孤立が問題となっています。孤立は生活の不活発化、食欲低下、筋力減少などにつながり、フレイルと呼ばれる要介護状態のリスクを高める可能性があります。
このような状況を踏まえ、山下PMCは高齢者が健康的な生活を送れる住環境を提供する必要性を感じ、高齢者住宅版認証の開発に着手しました。
高齢者住宅版認証の概要
本認証は、高齢者住宅における以下のような項目を評価します。
安心・安全: 転倒防止対策、バリアフリー設計など、高齢者が安全に生活できる環境が整っているか。
健康促進: 健康的な食事、運動、睡眠をサポートする機能があるか。
社会参加: 住人同士の交流や地域コミュニティとの連携を促進する機能があるか。
利便性: 日常生活をサポートする機能(介護サービス、医療機関との連携など)が充実しているか。
快適性: 居心地の良さ、光や風通し、室温など、高齢者が快適に過ごせる環境が整っているか。
本認証を取得することで、高齢者向けの住宅がこれらの基準を満たしていることを証明することができます。
高齢者住宅版認証の意義
本認証は、高齢者向け住宅市場の活性化、高齢者の健康寿命の延伸、社会参加の促進に貢献すると期待されています。
高齢者向け住宅市場の活性化: 高齢者住宅の質を高め、高齢者にとってより魅力的な住環境を提供することで、市場全体の活性化に貢献します。
高齢者の健康寿命の延伸: 安心・安全で快適な住環境を提供することで、高齢者の健康状態を維持し、健康寿命の延伸を促進します。
社会参加の促進: 住人同士の交流や地域コミュニティとの連携を促進することで、高齢者の社会参加を促進します。
山下PMCは、本認証を通じて、高齢者が安心して暮らせる社会の実現を目指していきます。
株式会社山下PMCについて
株式会社山下PMCは、1997年に設立された不動産関連の総合サービスを提供する企業です。高齢者向け住宅の開発・運営、賃貸仲介、不動産コンサルティングなど、幅広い事業を展開しています。
会社名: 株式会社山下PMC
所在地: 東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋一丁目三井ビルディング12階
代表者: 代表取締役社長 丸山 優子
設立: 1997年12月
ウェブサイト: https://www.ypmc.co.jp/