海洋教育のモデル事例を求めて
2024年7月29日と30日に福岡県の志賀島で開催される「2024年度海洋教育研究会」。このイベントは、公益財団法人笹川平和財団海洋政策研究所が主催し、日本財団の助成を受けています。海洋教育に関心のある学校関係者や地域住民が集まり、具体的な事例を通じて意見交換が行われる予定です。
この研究会の目的は、参加校が実施している海洋教育の取り組みやその成果について報告し、さらに実践的な理解を深めることにあります。参加者は、各校の代表者からの報告を受け、議論を交わすことで、海洋教育の具体例やその課題を理解できます。特に注目は、地元の住民や博多湾に関わる人々が案内役を務めることで、地域と連携した学びの実践がどうなるかを体験できる点です。
イベントの詳細
開催日
2024年7月29日(月)・30日(火)
場所
福岡県福岡市東区 志賀島 で開催され、オンライン配信は非対応。ただし、実践報告の録画配信が予定されています。
参加者は、海洋教育に興味がある学校教職員や学生、NPO関係者など。会場での参加が必須となっており、事前の申し込みが必要です。
1日目のプログラム
1日目は、博多駅を出発した後、福岡市立勝馬小学校の実践報告からスタートします。福岡市立勝馬小学校は2026年に創立150周年を迎える伝統ある学校で、その歴史を踏まえた海洋教育の実践が楽しみです。次に、志賀島ビジターセンターでの探究活動、さらに万葉歌碑の見学、その後、潮見公園展望台を訪れ、志賀海神社を訪問し、その後、地域の公民館での活動も紹介されます。
このように、地域視点から海の学びを深めるプログラムは、参加者が思考を深める手助けとなるでしょう。最後に、万葉の間でのふりかえりセッションがあり、初日の活動を総括します。
2日目のプログラム
2日目は海と博物館研究所の高田浩二氏によるレクチャーとワークショップが行われ、その後、笹川平和財団の特別研究員である日置光久氏が総括を述べます。その後にはオプショナルツアーが設定され、アマモ場や港湾を専門家の案内で巡る機会が設けられています。これは、海洋教育の理解をさらに深める貴重な体験となるでしょう。
まとめ
この海洋教育研究会は、地域の自然や文化を活かし、地域住民と連携した教育の重要性を再確認する場として期待されています。参加者自身が受け取った地域素材を活用し、学びを深化させる体験にぜひご参加ください。